ベストセラー作家、伊坂幸太郎原作の『重力ピエロ』の撮影が、現在ロケ地の宮城県・仙台にて行われている。伊坂作品と言えば、『アヒルと鴨のコインロッカー』、『死神の精度』と同氏の作品が次々と映画化されている中、最新作「ゴールデンスランバー」(新潮社刊)が見事、今年の本屋大賞を受賞したばかりだ。第129回直木賞候補にも挙がり、ファンの間でも人気が高い「重力ピエロ」の映像化に注目が集まっている。
これまでメガホンを握った作品46本、執筆した映画脚本は240本余り。御年95歳にしてなお日本映画の一線に立ち続ける、名匠・新藤兼人の最新作『石内尋常高等小学校 花は散れども』が完成した。広島を舞台に、少年時代からシナリオライターとして自立するまでの監督の原風景を描ききった本作。その完成披露試写会が5月21日(水)に行われ、新藤監督はじめ、柄本明、豊川悦司、大竹しのぶ、六平直政、川上麻衣子ら新藤組の面々が檀上に集結した。本作の舞台ともなっている新藤監督の母校・石内尋常高等小学校での式という設定で、一人ずつ役名を呼ばれて元気良く「ハイ!」と返事しながら登場し、校歌斉唱で幕を開けた。
5月21日(水)、ついに待望の公開初日を迎えた『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』。一昨日の来日記者会見、そして昨日大盛況を博したジャパンプレミアに続き、この日行われた舞台挨拶にもカスピアン王子役のベン・バーンズが登場した。この日は、日本語吹き替え版でカスピアンの声を担当した尾上菊之助、白い魔女の吹き替えを担当した大地真央も登壇。平日にもかかわらず超満員の客席からは、日米“プリンス”の競演に大歓声が贈られた。
人間に宇宙を作ることは出来るのか? という壮大な謎を前にして、落ちこぼれ大学生と孤独な天才少女が心通わせる姿を描いた、機本伸司の傑作青春小説「神様のパズル」(ハルキ文庫)。鬼才・三池崇史監督の手で本作を映像化した『神様のパズル』が6月7日(土)に公開を迎える。これに先立ち、5月20日(火)、主演を務めた市原隼人とエグゼクティブ・プロデューサーの角川春樹が、“宇宙”というテーマに因み、史上初の無重力ヒット祈願を敢行! その足で“無重力会見”なる本作の会見に駆けつけた。
映画祭も7日目。あっという間に折り返し地点を迎えた20日(火)、待望のクリント・イーストウッド作品『Changeling (原題)』が上映された。今年のカンヌで何をおいても観たかったのが、この映画! まあ、イーストウッド“オタク”の私に限らず、現在最高の監督であるイーストウッド作品で、アンジェリーナ・ジョリーが主演だもの、全世界が待望なんだけどね。もちろん、その期待は全く裏切られることはなかった!!
16日(金)に本国・アメリカでも公開を迎え、週末の興行ランキングで堂々の第1位を獲得し好スタートを切った『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』。日本公開前日の5月20日(火)、来日中のベン・バーンズ、ウィリアム・モーズリー、ジョージー・ヘンリー、アンドリュー・アダムソン監督にプロデューサーのマーク・ジョンソンを迎えて、ジャパンプレミア・イベントが開催された。会場の六本木ヒルズアリーナには、映画を模した巨大な森が出現。レッドカーペットならぬ“グリーン”カーペットにベンらが姿を現すと、歓声と拍手がわき起こった。
日本でも絶大な人気を得る「三国志」を基に、製作費100億円をかけて製作中の歴史アクション超大作『レッドクリフ』。7月の完成を目標に製作中の本作が、現在開催中のカンヌ国際映画祭にてフッテージ上映された。5月19日(現地時間)にはカンヌのカールトンホテルにて記者会見が行われ、ジョン・ウー監督、トニー・レオン、リン・チーリン、ヴィッキー・チャオ、主題歌を担当したalanらが登壇した。
キタ、キタ、キターッ! ついにインディ・ジョーンズが19年ぶりに復活!
ペベンシー兄妹が去っておよそ1,300年。侵略者の前にかつての輝きを失ったナルニアに再び明かりを灯すべく、戦いの火ぶたが切って落とされる。ディズニー・スタジオが空前のスケールで贈るファンタジーシリーズ第2弾『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』がいよいよ5月21日(水)に初日を迎える。公開を直前に控え、この第2章の主演を務めるベン・バーンズをはじめ、前作に引き続いての出演となるウィリアム・モーズリーにジョージー・ヘンリー、アンドリュー・アダムソン監督、プロデューサーのマーク・ジョンソンが来日。5月19日(月)に記者会見が行われた。
タイで現実に行われている、罪のない子供たちを“商売道具”として扱う人身売買や臓器密造に迫った『闇の子供たち』。5月16日(金)に本作の試写会が行われ、上映後のティーチインに主演の江口洋介、阪本順治監督が登場した。
カンヌの週末は忙しい! 『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のパーティの後は、初めてフィリピンからコンペティション部門に選ばれた『Serbis』(原題)の夜7時半の試写(これがかなり良かった! 賞に絡みそうな予感)を観て、さらに夜10時から、ある視点部門に出品されている『トウキョウソナタ』の公式上映へ。しかし、この時点でかなりの雨。
スティーヴン・スピルバーグ、ハリソン・フォード、ジョン・ハート、ジム・ブロードベント…錚々たるメンバーが目の前に!
ああ、取材続きで映画が全然観られない! 本末転倒の映画祭3日目。まずは朝10時からカールトンホテルで行われた、ジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリー、ダスティン・ホフマン、ルーシー・リューらの『カンフー・パンダ』のミニ会見に出席。前日の記者会見は映画祭主催のものだったけど、こちらは映画会社仕切りのものなので、世界各国から選ばれた媒体のみが入れるというもの。まあ、そうはいっても3つの部屋に30人ずつ、合計90人もの記者がいるんだけどね。