辻仁成5年ぶりの新作で主演に抜擢されたのは、65歳にしていまなお衰えぬ闘志を燃やし続けるあの男! 6月16日(月)、映画『アカシアの花の咲きだすころ −ACACIA−』の製作発表記者会見が行われ、監督・脚本の辻さんを始め、本作で映画初主演を果たすアントニオ猪木、共演の石田えり、北村一輝、林凌雅が出席した。
似ても似つかぬ和菓子屋父子の仁義なき“茶芸”バトルのゆくえは? 中国に伝わる、“闘茶”と呼ばれるお茶の抽出法から風味、様式美に精神性などを競い合う競技を軸に、お茶を巡る人間模様を描いた『闘茶 〜tea fight〜』。公開に先駆けて、“和菓子の日”である6月16日(月)、本作で和菓子職人父子を演じたほんこんと細田よしひこを迎えてトークイベントが開催された。
全米でわずか7館での公開からスタートし、観客の口コミによって最終的に2,000館以上で拡大公開された『JUNO/ジュノ』。監督は弱冠30歳で、本作が長編2作目のジェイソン・ライトマン。実は監督は、長編デビュー前に、毎年日本で開催されているアジア最大の短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」で、2001年に観客賞受賞経験を持っている。折りしも今年で10周年を迎える「ショートショート」の開催期間中に『JUNO/ジュノ』の初日を控え、ライトマン監督が来日。映画祭実行委員代表である別所哲也とのトークイベントが6月13日(金)に銀座のアップルストアで開催された。
産業発展という名の下に、人間は地球をどれだけゆがめてきたのか——? 産業の発展で変化を強いられた風景を撮影する写真家、エドワード・バーティンスキー。そんな彼の中国での撮影の過程を追ったドキュメンタリー『いま ここにある風景 エドワード・バーティンスキー:マニュファクチャード・ランドスケープ「CHINA」より』が7月に公開を迎える。公開を前に来日を果たしたバーティンスキーを迎えて、6月11日(水)に東京工芸大学で「いまここにある風景〜アートとドキュメントのあいだで」と題した講演会が開かれた。
ちょっぴり変わった16歳の女子高生の思わぬ妊娠から出産を、ユーモアたっぷりに描いた『JUNO/ジュノ』が6月14日(土)に公開初日を迎え、先日より来日中のジェイソン・ライトマン監督、脚本家のディアブロ・コディ、そしてプロデューサーのダニエル・ダビッキが初回上映後の舞台挨拶に登壇した。洋画の初日舞台挨拶に監督と脚本家が登壇するのは異例のことだが、オスカーも獲得し前評判が高い作品とあって劇場は満員で大きな盛り上がりを見せた。
法廷画家の夫・カナオと編集者の妻・翔子。1990年代の様々な事件を織り込みながら、幸せも絶望も共にする2人の10年の軌跡を綴った『ぐるりのこと。』が6月7日(土)に公開を迎えた。初日の舞台挨拶に、主演のリリー・フランキーに木村多江、寺島進、安藤玉恵と、6年ぶりにメガホンを取った橋口亮輔監督が登壇した。
まばゆい自然と緑あふれる山梨県・清里を舞台に、“西の魔女”ことイギリスから来たおばあちゃんと少女・まいの、愛に満ちたひと夏の物語を描いた感動作『西の魔女が死んだ』。迫る6月21日(土)の公開を前に6月11日(水)、本作の試写会が開催された。主演のサチ・パーカー、りょう、高橋真悠の祖母・母・孫娘三世代が撮影後初めて揃い、共演の木村祐一と並んで上映前の舞台挨拶を行った。
『少林サッカー』、『カンフーハッスル』のチャウ・シンチーが贈る、爆笑&涙のSF超大作『ミラクル7号』が6月28日(土)に公開を迎える。これに先立つ6月7日(土)、17日(火)、27日(金)の“7(ナナ)”の付く3日間にわたって、本作の連続上映イベントが開催される。そして、第一回目となる7日(土)に行われた上映後、劇中で大活躍の地球外生命体“ナナちゃん”に因んで、人気歌手グループ「MAX」のNanaさんがスペシャルゲストとして登壇した。
納棺師という職業をご存知だろうか? それは亡くなった人を棺に納め、天国へ送り出す手伝いをする職業のこと。ひょんなきっかけでその納棺師に転身し、様々な死に直面しながら成長していくひとりの男の姿を描いたのが『おくりびと』だ。9月の公開に先立ち、6月11日(水)に本作の完成会見が開かれ、滝田洋二郎監督を先頭に、主演の本木雅弘、広末涼子、山崎努、そして脚本を手がけた小山薫堂が出席した。
突然舞い込んできた親の遺産を手に、何の計画もなしに突然、喫茶店を始めたメタボ親父の磯辺裕次郎。そんな無謀な父に呆れながらも温かく見守る娘・咲子との親子の何気ないやりとりを中心に、そこに集う人々の人間模様を描いた『純喫茶磯辺』。7月5日(土)の公開に先立ち、6月10日(火)、本作の完成披露試写会が行われ、吉田恵輔監督と、磯辺親子を演じた宮迫博之と仲里依紗が登壇した。
西川史子、ハリウッドに進出して略奪愛? SF小説の大家、ロバート・A・ハインラインによる「宇宙の戦士」の映画化作品として、1998年の第1作公開以来、熱狂的なファンを持つ人気シリーズの第3弾『スターシップ・トゥルーパーズ3』。7月19日(土)の公開を前に主演のキャスパー・ヴァン・ディーンとエド・ニューマイヤー監督が来日し、6月10日(火)に“地球連邦軍への入隊促進”イベントが開催された。当日は「地球連邦軍日本支部提督」として西川史子も登場した。
「死神の精度」、「重力ピエロ」に続き、ベストセラー作家・伊坂幸太郎の中編小説「フィッシュストーリー」(新潮社刊)の映画化が決定! しかもメガホンを取るのは、同じく伊坂作品を原作にロングランヒットを記録した『アヒルと鴨のコインロッカー』の中村義洋。伊坂氏との待望の再タッグが実現した『フィッシュストーリー』の撮影現場が、6月8日(日)にマスコミに向けて公開され、その後、主演の伊藤淳史、高良健吾、渋川清彦、大川内利充と中村監督による会見が行われた。
他人の命を奪うことで得られる幸せは、果たして本当の幸福と言えるのだろうか…? 刑務官は死刑執行の際、死刑囚の身体を支える“支え役”を務めると一週間の休暇が与えられる。支え役を買って出て得た休暇で新婚旅行に行くことに迷いながらも、家族に支えられ、そこに答えを見出していく刑務官・平井の姿を描いた『休暇』が6月7日(土)に公開され、平井役の小林薫のほか、大塚寧々、大杉漣、柏原収史ら出演陣と門井肇監督が舞台挨拶に登壇した。