病院の火葬場で働く40歳の男性・レオンが、同じ病院で働く看護婦・アンナを見つめ続ける4日間をエキセントリックかつロマンティックに描いた『アンナと過ごした4日間』。監督はポーランドのイエジー・スコリモフスキ。彼の17年ぶりの監督作となった本作がコンペティション部門にノミネートされ、10月22日(水)にスコリモフスキ監督が記者会見に出席した。
平均年齢80歳のおじいちゃん、おばあちゃんからなるコーラスグループ「ヤング@ハート」。“やんちゃな年金生活者たち”と評される彼らは、デヴィッド・ボウイの「Golden Years」やボブ・ディランの「Forever Young」などを歌う、世界一イカしたロック・コーラス隊。その彼らが年に1回開催するコンサートに向けて、練習を重ねていく姿を追ったドキュメンタリー『ヤング@ハート』がシネマ・ヴァイブレーション部門で10月22日(水)に公式上映され、上映後のティーチインにスティーヴン・ウォーカー監督が登場した。
第7回東京国際映画祭のヤング・シネマ部門で大賞(『天使への手紙』)を受賞し、第19回では審査員を務めたガリン・ヌグロホ監督。インドネシアの気鋭監督である彼の最新作がコンペティション部門にノミネートされている『アンダー・ザ・ツリー』である。バリで社会問題となっている母子心中をテーマとした本作に出演したアユ・ラクスミ、ナディア・サフィラ、イクラナガラとガリン監督が記者会見に出席した。
名門女子高を舞台に、上演を禁じられた「櫻の園」を復活させるべく奮闘する女子高生たちの姿を描いた青春ムービー『櫻の園 -さくらのその-』。10月21日(火)、特別招待作品である本作の完成披露イベントが行われ、主演の福田沙紀を始め寺島咲、杏、大島優子、はねゆり、武井咲、柳下大らキャスト陣が登場した。同日夜の公式上映前には中原俊監督、菊川怜も加わり総勢9名での舞台挨拶も行われ、会場は大きな盛り上がりを見せた。
実に25年ぶりというロシアとキューバの合作映画『オーシャン』。コンペティション部門にノミネートされている本作の原作・監督を担当したミハイル・コズィリョフ・ネステロフの記者会見が10月21日(土)に行われた。
ニカラグアの貧民街で暮らす少年が、夢と責任の間で揺れ動きながら成長していくさまを描いた『プラネット・カルロス』。コンペティション部門に出品されている本作が10月21日(火)に上映され、監督のアンドレアス・カネンギーサー、主演のマリオ・ホセ・チャベス・チャベス、プロデューサーのキルステン・クンハルト、撮影監督のシュテファン・ファルッチを迎えてのティーチインが開催された。
地底160メートルの洞窟を舞台に、謎の地底生物や恐竜たちがスクリーンから飛び出す、迫力満点の冒険SFスペクタクル『センター・オブ・ジ・アース』。ディズニーシーのアトラクションの原案ともなった140年前に書かれた傑作「地底旅行」を3D技術によって実写化した本作が、10月25日(土)からの公開を前に、特別招待作品として21日(火)に上映された。上映前の舞台挨拶には、本作の日本語吹き替えを担当した沢村一樹、矢口真里、入江甚儀が登壇した。
2006年にデビュー30周年を迎えた、日本を代表するシンガーソングライター、松山千春。彼が23歳のときに、自ら書き下ろした自伝「足寄より」をベースにした『旅立ち〜足寄より〜』が「日本映画・ある視点」部門に選ばれ、10月20日(月)に上映された。今井和久監督、主演の大東俊介、石黒賢が上映前に舞台挨拶に登壇し、作品についてそれぞれの熱い思いを語った。
コンペティション部門に選出されている『超強台風』は、中国発&初のディザスタームービー。未曾有の大規模台風が中国近海に発生。自ら体を張りながら、不屈の闘志で警戒対策を推進する市長の姿と、台風に翻弄される様々な人間模様を描いたスペクタクル巨編である。10月20日(月)、本作の監督、フォン・シャオニンと主演のリウ・シャオウェイ、ソン・シャオインが記者会見に出席した。
幾たびもの閉園の危機を乗り越えて、いまや日本で最も多くの来場者を誇る動物園となった北海道旭川市の旭山動物園。園長以下、飼育員たちが協力し、時にぶつかり合いながら、動物園を変えていこうと奮闘する姿を描いた『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』。マキノ雅彦(=津川雅彦)監督の3作目となる本作が、特別招待作品として10月20日(月)に上映された。上映前には舞台挨拶が行われ、マキノ監督に中村靖日、前田愛、堀内敬子、萬田久子ら俳優陣、そして原案を手がけた旭山動物園園長・小菅正夫が登壇した。
結婚10年目にしての念願の妊娠と同時に、乳がんを再発した滴。彼女の選択を通じて命の尊さを描き出す『余命』。来年2月に公開される本作が「日本映画・ある視点」部門で10月20日(月)に上映され、舞台挨拶に主演の松雪泰子、生野慈朗監督が登壇した。
『シティ・オブ・ゴッド』で世界中の絶賛を浴びたフェルナンド・メイレレスが、視力を失った人々がその本性をさらけ出していくさまを描いた『ブラインドネス』。10月19日(日)、本作が特別招待作品として上映され、メイレレス監督を始め主演のジュリアン・ムーア、伊勢谷友介、木村佳乃が舞台挨拶に登壇した。
娘の結婚式当日に信じられないようなトラブルが一家を襲う。そんな困難に立ち向かう肝っ玉母さんの奮闘を描いた『がんばればいいこともある』。10月19日(日)、コンペティション部門に出品されている本作のティーチインが行われ、主演のフェリシテ・ウワシーが出席した。