ジョニー・デップと『ソーシャル・ネットワーク』のアーミー・ハマーの共演で企画されていた西部劇『Lone Ranger』(原題)の製作が、予算の問題で中断されてしまった。1949年から57年に放映されたアメリカのTVドラマシリーズ「ローン・レンジャー」の映画化で、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマー、同シリーズや10月22日(土)日本公開の『ランゴ』でもジョニーと組んでいるゴア・ヴァービンスキーが監督を務め、ジョニーも加わって最強のトリオの再集結のニュースが流れた当初から注目を集めていた作品だ。BBCの報道によると、当初予定されていた推定2億5,000万ドルの予算を5,000万ドル削減するかしないかで、ディズニー側とブラッカイマーらプロデューサーたちが対立し、10月にニュー・メキシコでクランクインを目指して進めていた撮影準備が中断された。西部で悪を倒すマスク姿のローン・レンジャーを『ソーシャル・ネットワーク』のアーミー・ハマーが演じ、ジョニーがその相棒トントを演じる予定だったが、実は西部劇はこのところあまり興行的に成功していないジャンルでもあり、ディズニー側はそれを懸念しているともいわれている。エンターテイメント業界事情サイト「DeadlineHollywood.com」によると、ブラッカイマーらはディズニー以外のスタジオでの製作の検討か、ディズニーの希望通り予算を縮小して撮影時期を延期するかを検討中だという。© KCS/AFLO
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