ジョニー・デップが「Vanity Fair」誌のインタビューで、自身の最大のヒット作となった『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで演じたジャック・スパロウを、製作会社のディズニーは当初気に入っていなかったことを明かした。「Vanity Fair」1月号で、友人のロック・アーティスト、パティ・スミスによるインタビューに応えてジョニーはシリーズ第1作『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』のとき、自ら考案したピアスにアイラインを引いたジャック・スパロウ像に対してディズニーの重役たちが難色を示したと話した。重役のひとりはジョニーに「ジャックはゲイなんですか?」と尋ねたという。そこでジョニーは「僕が演じるキャラクターは全員ゲイなんです」と答えた。「その答えを聞いて(質問をした重役の女性は)、すごく不安になってたよ」。だが、周知の通り、映画は空前のヒット作となり、最新作となるシリーズ4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』も来年5月公開予定だ。来年はアンジェリーナ・ジョリーと共演の『ツーリスト』の公開も控えるが、この作品の撮影時に苦労したのは、やはりパパラッチたちの猛攻勢。写真を撮られてアンジーと不倫のうわさなど流されないように、不用意にツーショットにならないよう気をつけていたという。© Splash/AFLO