映画『ソーシャル・ネットワーク』の来日会見が10月25日(月)、東京・千代田区のザ・ペニンシュラ東京で行われ、主演のジェシー・アイゼンバーグ、脚本のアーロン・ソーキンが出席した。世界中に5億人のユーザーを持つ世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーク)、Facebookの創設の裏側に焦点を当て、創設者マーク・ザッカーバーグ氏をはじめ、それに関わった人たちの人間模様をマーク氏に対して起こされた2つの訴訟を絡めて描く人間ドラマ。オーディションでマーク役を勝ち取って演じたジェシーは「メディアの注目を集めている存在だったから、彼の名前だけは知っていたけど、どういう人だとか、どういう顔なのかは知らなかった。現場では『本人の真似をするな、これはFacebook自身がテーマでもなく、ましてやマークの映画でない。これはいま、生きている同時代の人々の物語だから』と言われ、実在の彼らのことは意識しないで、臨んだんだ」とドラマ重視の役作りを吐露。マーク氏をはじめ多数の実在の人物を描いているが、実際に会ったり本作を観てもらったか? との質問には、アーロン氏が「マーク氏は映画館を借り切って会社のスタッフ全員に観せ、その後、みんなで飲みに行ったそうです。彼は19歳のときのことを描かれたことに複雑な思いもあったかもしれないけど、私たちにユーモアを持って接してくれました」。ジェシーも「僕のいとこがFacebookで働いていて、その貸し切った映画館で観たんだ。僕とマークの間に入ってくれたんだけど、試写の後に僕の演技に関して、『ナイスジョブ、なかなか良かった』ということだけ聞いた。本当は映画の感想を聞きたかったけど…」と照れ笑いで明かした。またFacebookについては、ジェシーは「個人としては入っていない。すでにインターネットにはすでに俳優としての僕の情報が載っているから、いまさらあえて載せなくていいと思っているよ」と話した。ジェシーは映画のPRとしては今回が初来日。本作は開催中の第23回東京国際映画祭でオープニング作品として23日(日)に上映され、ジェシーらはオープニングセレモニーから参加した。『ソーシャル・ネットワーク』は来年1月15日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。特集「東京国際映画祭のススメ2010」http://www.cinemacafe.net/special/tiff2010/
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