5月30日、アメリカのTVエンタメ情報番組「Entertainment Tonight(ET)」がアンジェリーナ・ジョリーが女児の双子を出産したと報じ、大騒ぎになった。一夜明けると、ブラッド・ピットのマネージャーが報道を完全否定したが、「ET」側は彼らの情報源は、アンジーと一緒に分娩室に入り、その人物から「母子ともに元気です」とメールで連絡が来たと主張した。今年最大の誤報となりそうなこの事件について検証したAP通信のデイヴィッド・バウアーによると、誰かがアンジーのパーソナル・アシスタントのホリー・ゴラインになりすまし、偽の情報を流したのが事の発端のようだ。「ET」のプロデューサーがかつてCNNでゴラインと一緒に働いていたことがあり、そのときに交換したメールアドレス宛てに「アンジー出産」の情報の真偽を問い合わせたところ、返信者(ゴライン、あるいは彼女の名を騙った人物)は自分も分娩に立ち会い、母子ともに無事だと伝えてきたという。どこよりも早く吉報を伝えたいという焦りと競争心から、誤報が流れるや、ブランジェリーナが引越したばかりの南仏のシャトー上空には何台もヘリコプターが現われたが、1日の日曜日に、ブラピはマドックスを連れて、イタリアン・グランプリのレース観戦に出かけているし、アンジーの出産はやはりうわさ通りの8月頃になるのだろう。5月20日、カンヌ国際映画祭で『Changeling (原題)』のプレミアでレッドカーペットを歩いたブランジェリーナ。ブラピはアンジーの身体を支えるように、常に手を添えていた。© AFLO