愛してしまわないように努力をしていた。それははかない恋だった、どんなに舞い降りても積もることのない四月の雪のように———。
弱い者に惜しみない愛と援助を与え、故・ダイアナ妃など多くの著名人にも影響を与えたマザー・テレサ。その生涯が映画になってよみがえった。主演を務めるのは、マザー・テレサを演じることが長年の夢だったというオリビア・ハッセー。シンプルなサリーに身を包んだ姿からは本物に負けるとも劣らないオーラが感じられる。ハッセーにとっては縁の地でもある日本に17年ぶりの来日を果たし、日本の観客にメッセージを贈った。
『踊る大捜査線 THE MOVIE』で邦画史上、実写としては歴代No.1の興行記録を打ち立てた本広克行監督がこの夏に贈る青春SFエンターテイメント『サマータイムマシン・ブルース』。『ウォーターボーイズ』の瑛太、『スウィングガールズ』の上野樹里という夏にぴったりのコンビを主演にむかえ、自らプロデュースも手掛けた本作の完成披露試写会が行われ、タイムマシンのオブジェの前にキャストらが集合した。
日本におけるドイツ年である今年、注目のドイツ映画が続々と公開されている。『グッバイ、レーニン!』で脚本をつとめたアヒム・フォン・ボリエスと主演のダニエル・ブリュールが再タッグを組んだ『青い棘』の公開を控え、今回が長編初監督となったアヒム・フォン・ボリエス監督が初来日を果たした。
ドイツ人によって初めてヒトラーについて描かれた映画『ヒトラー 〜最期の12日間〜』が注目を集めている。本年度のアカデミー賞にもノミネートされ、本国のドイツでも歴史の真実と向き合った映画としてきわめて正当に受けとめられているという。主演のブルーノ・ガンツと共に来日したオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督は会見の席で「コンニチハ。ニホンニコレテウレシイデス」と見事な日本語を披露した。
全世界で1億2000万部を突破したというクライブ・カッスラーの“ダーク・ピット”シリーズ。冒険小説の最高峰と言われ、トム・クランシーが「最も待ち遠しいもののひとつ」と新作の出版を楽しみにしていると語るなど、プロまでも魅了する物語のスケールは超一級だ。『サハラ−死の砂漠を脱出せよ−』は、『レイズ・ザ・タイタニック』以来、実に25年もの歳月を経て制作されたカッスラー作品の映画化第2弾。4月には、12週間にもおよぶ過酷な砂漠でのロケをものともせず、主演のダークを演じきったマシュー・マコノヒーと、ヒロインを演じたのはペネロペ・クルスがプロモーションのため来日。会見では、交際が報じられた噂の2人が日本初のツーショットを披露し、注目を集めた。
今年の初めに『オペラ座の怪人』で来日した“ファントム”ことジェラルド・バトラーが早くも帰ってきた。今回の『Dear フランキー』は超大作『オペラ座の怪人』より前に撮影されており、俳優としてのジェラルドのキャリアの分岐点ともなった作品である。仮面を脱いだ素顔のジェラルドがその思い入れを語った。
これまで語られることのなかった闇のヒーロー、バットマンの誕生の謎…。『バットマン ビギンズ』は心に背負った青年が“覚醒”へといたる軌跡を描いたこの夏注目のエンタテインメント大作だ。『ラスト・サムライ』に続く渡辺謙のハリウッド第2作としても注目を集める本作、5月31日のワールドプレミアをひかえ、監督・キャスト一同揃って来日記者会見が行われた。
勢い止まらない韓流ブームの中、また1本のキュートなラブストーリー、『彼女を信じないでください』が上陸した。公開初日にはヒロインを演じるキム・ハヌルが来日し、大勢のファンを前に舞台挨拶に立った。
『シックス・センス』以来、6年ぶりとなる来日を果たしたブルース・ウィリス。今回は原作に惚れ込み、自ら映画化権を獲得したという『ホステージ』を引っさげての登場だ。久しぶりの来日とあって大勢の報道陣が詰めかけた記者会見の壇上に現れ、懐かしい笑顔とともに作品への意気込みを語った。
毎回話題監督や豪華キャストの起用で注目を集めてきているコンピレーション・ムービー、『Jam Films』シリーズ。最新作は人気女性作家5人の書き下ろし小説を第一線で活躍する監督たちが映画化した『female フィーメイル』だ。原作者が唯川恵や室井佑月と女性ならずとも注目の作家とくれば、出演者も長谷川京子、大塚ネネ、高岡早紀などと華やか。14日の公開に先立って行われた舞台挨拶には豪華に総勢11人が登壇し、本作の魅力を語った。
4月16日の公開以来、好調に成績を伸ばしている『コンスタンティン』。キアヌ・リーヴスが、自らの犯した罪を背負い、天国と地獄のエージェントというダーク・ヒーローに扮した本作は、世界を熱狂させた『マトリックス』シリーズの後、それを超えうる可能性を信じて出演した話題作だ。そんなキアヌが映画公開直前、共演のレイチェル・ワイズ、監督のフランシス・フローレンスとともに来日。4月12日に行われた記者会見では、3人が顔を揃え、賑やかに撮影を振り返った。
東京、台北、上海というアジアの3都市を舞台としたグローバル時代に相応しいラブストーリーが完成した。異なる文化と違う言語をもつ2人が出逢い、生まれる繋がりを描く本作は文字通り「愛について」の物語だ。監督は日本編を『イノセントワールド』やサザンオールスターズらのミュージック・ビデオを手がける下山天、上海編を映画・CMなどのジャンルを超えてマルチに活躍する映像クリエイターのチャン・イーバイ、台北編を『藍色夏恋』で高い評価を得たイー・ツーイェンがそれぞれ担当した。3作すべてに今の日本映画界を代表するキャストが出演し、同じくアジア映画界を担う期待の若手たちとの共演を果たしている。その監督とキャストが揃って来日記者会見が開かれた。