【TIFFレポート21】TIFFと縁の深いインドネシア人監督がコンペに登場
第7回東京国際映画祭のヤング・シネマ部門で大賞(『天使への手紙』)を受賞し、第19回では審査員を務めたガリン・ヌグロホ監督。インドネシアの気鋭監督である彼の最新作がコンペティション部門にノミネートされている『アンダー・ザ・ツリー』である。バリで社会問題となっている母子心中をテーマとした本作に出演したアユ・ラクスミ、ナディア・サフィラ、イクラナガラとガリン監督が記者会見に出席した。
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アユにとって、本作が初の映画出演となる。子供と一緒に心中しようとする母を演じた。「どう演じればいいか、かなり私も悩んで監督に相談したんですが、監督は『とにかく自信を持って演じなさい』とおっしゃってくださいました。脳と頭蓋骨に問題のある胎児を妊娠するという役でした。たまたまそういう女性を診察したことがあるお医者さんがいらしたので、その方に、このケースについていろいろ話を聞いて、私なりに考えを深めることができました」と、役作りについて語った。
もう一人の女優、ナディアは、昨日が誕生日だったそう。「実は今回で2度目の東京です。2度目の方が遥かに楽しいです。今回、この作品がTIFFに選ばれて大変光栄に思っていますし、ここに来られて嬉しく思っています。いろいろな俳優さんに会うことが出来て、みなさんの写真をたくさん撮らせていただきました」と明るい笑顔で挨拶。ナディアが演じたのは、実の父が汚職事件をきっかけに自分の元を去ってしまうという女の子。「これまでに出演した映画は若者の恋愛映画でした。重い内容で、会話が多い映画に出たのは初めてですが、私にとっては大きな挑戦でした。どう演じればいいのか全く分からなくなってしまうシーンもあったのですが、何度もリハーサルをしました」と、アユ同様、やはり役作りに苦労があったようだ。
イクラナガラはガリン監督とは旧知の仲。「普段は舞台を中心に活動しているので、映画には時々しか出ません。ガリン監督とは、彼の最初の作品に出させていただいて以来のお付き合いです。彼の最初の作品というのは、批評家たちはずいぶん批判しまして、私は『これは新しいタイプの映画なのだ』と一生懸命彼を弁護しました。私は映画に出るときには、真面目な作品を選ぶようにしています。だからこの作品には、ぜひ出たいと思いました。その出演が叶ったこと、その上、TIFFという形で日本に来れたことを大変嬉しく思っています。私にとっては大きなボーナスですね」。
親子心中という重い問題をテーマにしたことについて監督は、「すでにここ数年くらいインドネシアでは、家族、特に母と子の間の心中が頻繁に起こるようになっていまして、それが社会的な問題になってきております。確かに、これは一つの深刻な状況だと思い、本作を作りました」と語った。
第21回東京国際映画祭特集
http://www.cinemacafe.net/fes/tiff2008/
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