つい先週、レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙らが出席しての会見、ジャパン・プレミアなどが開催され、23日(金)より全国525スクリーンで公開となった『インセプション』が、『借りぐらしのアリエッティ』、『トイ・ストーリー3』、『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』などの先に公開された話題作を抑え、興行ランキングで初登場1位を獲得した。初日の23日(金)から25日(日)の3日間で、興行収入4億8,856万7,500円をたたき出し、先行上映(17日、18日、19日)の2億9,078万2,400円と合わせて計7億7,934万9,900円を売り上げ、堂々の1位。観客動員数は600,813人を記録している。ちなみに、日本より一足早く、7月16日(金)から公開されたアメリカでは、興行ランキングで見事V2を達成。今週初登場となったアンジェリーナ・ジョリー主演の『ソルト』を抑え、早くも興行収入は計1億4,000万ドルを突破した。オープニング3日間の段階で、これまでのレオナルド・ディカプリオ主演映画のオープニング3日間の興行収入1位の記録(※『シャッター アイランド』の4,169万ドル)を抜く6,040万ドルを記録して注目を集めていたが、2週目に入っても勢いは衰えず、今後、どこまで記録を伸ばすか期待がかかる。日本でも今週、アンジェリーナ・ジョリーが来日し、『ソルト』も週末に公開を迎え、先述の『借りぐらしのアリエッティ』、『トイ・ストーリー3』らを含め、夏休みの主要な大作が概ね出揃うが、夏真っ盛りの8月、どの作品がどのタイミングで大台の100億円に達するかなど、興行の“夏の陣”が注目を集めそうだ。『インセプション』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。