フランス版アカデミー賞とも呼ばれ、フランスで最も権威のある映画賞として知られるセザール賞。今年で第33回目を迎える同賞のノミネートが1月25日(金)に発表された。注目すべき作品が2作品。まずは、第31回モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞、さらにフランス映画祭での上映も決まっているクロード・ミレール監督作『秘密』(写真)。本作は、作品賞、主演女優賞(セシル・ドゥ・フランス)、助演女優賞(ジュリー・ドパルデュー、リュディヴィーヌ・サニエ)を含む、10部門にノミネートされた。もう1作品は、米アカデミー賞でも3部門にノミネートされ、本映画賞にて11部門という最多ノミネートを記録した『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』。3,400人を超える選定委員の投票によって決められる本映画賞。『秘密』と『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』、どちらが最多受賞作品の座に就くのか!? 授賞式は、現地時間の2月22日夜、フランス・パリのシャトレ劇場にて行われる予定だ。主要部門のノミネートは以下の通り。(※フランス映画祭上映作品)作品賞『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』『秘密』※『潜水服は蝶の夢を見る』『ペルセポリス』『The Secret of the Grain』(原題)監督賞オリヴィエ・ダアン『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』クロード・ミレール『秘密』※ジュリアン・シュナーベル『潜水服は蝶の夢を見る』アブデラティフ・ケシシュ『The Secret of the Grain』(原題)アンドレ・テシネ『The Witnesses』(原題)主演女優賞マリオン・コティヤール『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』セシル・ドゥ・フランス『秘密』※イザベル・カレ『Anna M』(原題)マリーナ・フォワ『Darling』(原題)カトリーヌ・フロ『地上5センチの恋心』有望若手女優賞アデル・へネル『水着のつぼみたち (仮題)』※ルイーズ・ブラシェール『水着のつぼみたち (仮題)』※オドレー・ダナ『Roman de gare』(原題)ハフシア・ヘルゼ『La graine et le mulet』(原題)クロティルド・ヘスム『Les chansons d'amour』(原題)助演女優賞ジュリー・ドパルデュー『秘密』※リュディヴィーヌ・サニエ『秘密』※ノエミ・ルボフスキー『Actresses』(原題)ビュル・オジエ『Let's Dance!』(原題)シルヴィー・テステュー『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』有望若手男優賞ニコラ・カザレ『食料品屋の息子』※グレゴワール・ルプランス=ランゲ『The Witnesses』(原題)ヨハン・リベロ『Les témoins』(原題)ジョソラン・キブラン『99F』(原題)ロラン・ストカー『Ensemble、c'est tout』(原題)フランス映画祭2008http://www.unifrance.jp/festival/<東京会場>期間:3月13日(木)〜16日(日)会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ<大阪会場>期間:3月16日(日)〜18日(火)会場:TOHOシネマズなんば