ファッション小噺vol.54 没個性を笑う、カリスマたちの強烈個性
日本でも越路吹雪、美輪明宏、中島みゆき、椎名林檎らが愛してやまない「愛の讃歌」。CMでも頻繁に使用され、様々なスタイルで世代を超えて歌い継がれている名曲です。
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その歌を世に知らしめ、今も世界的な人気を誇る歌姫、エディット・ピアフの生涯が映画、『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』になったこと、すでにご存知の方も多いはず。ただ、歌声は知っていても、その姿までご存知ですか? 芸名の由来となった雀(ピアフ)のように小柄な体を包む黒いワンピース、広いおでこを強調するくっきりと生え際まで立ち上げた髪、ほとんど線レベルにまで細い一対の眉毛。その独特のルックス抜きにエディット・ピアフは語れないほど、強烈な印象を残しています。外見がトレードマーク化しているわけですね。ただし、ピアフをこよなく愛している人でも、ピアフ・スタイルを実際に真似しようとは思わないでしょう。それもそのはず、彼女は本物のカリスマなのですから。
よく、主婦のカリスマと呼ばれるモデルたちが女性誌に登場しますが、真のカリスマは大衆にその外見を真似たいなどとは思わせないもの。そんな身近な存在ではありません。超人的な資質を持ち、大衆を心服させる能力を持った人を指すわけで、ただ人気があるとか、才能があるとか、ファッションリーダーであるというのとはワケが違うからです。
そういえば、世界のカリスマたちは、「真似したい」と思わせるのとは別次元にあるようなトレードマークを持つ人が多いですね。例えば、マイケル・ムーア監督は巨体と野球帽。『プラダを着た悪魔』の編集長の元ネタとされるアナ・ウィンターはおかっぱ頭とデカサングラス(最近はしていないけれど)。そうそう、ヒトラーには妙なちょびヒゲがありました。例え、そのトレードマークがスタイリッシュとは思えなくても、それ抜きにその人物の個性を語ることはできないので、否定する要素にすらなりません。たとえ心の中では「なんか変」と思われていても、人々からそういうことを批判される対象ではない領域、もう良し悪しなどで外見を判断されない領域にまで登りつめているとでも言いましょうか。
つまりは、巷の流行や常識といった凡庸な尺度では測れないほどの、突き抜けた個性がスタイルとして確立しているのがカリスマたち。カリスマになることを夢見ている方は、できるだけ奇抜なトレードマークを見つけておくということが、案外重要な一歩となるかもしれませんね。
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