『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』マリオン・コティヤールが語るピアフ“発見”
歌と愛に人生を捧げ、47歳の若さでその人生の幕を閉じた不世出の歌姫、エディット・ピアフ。彼女の波乱に満ちた生涯を映画化した『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』でピアフその人を演じたマリオン・コティヤールに話を聞いた。
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今回ピアフを演じることになったいきさつを、マリオンはこう語る。
「まだ脚本が少ししか書かれていない段階で、この企画と、監督が私をピアフ役に考えているという話を聞きました。その頃はまだうわさでしかなく、抽象的すぎて、自分の中で反応と言えるものはありませんでした。その1年後に脚本が届けられて初めて、彼女の人生というものを発見したのです。驚きと同時に、素晴らしい贈り物をいただいた、という気持ちでした」。
こうして“発見した”ピアフになりきるためのアプローチはどのようなものだったのだろうか。
「人間として、ピアフに近づこうと思いました。一人の人物との出会いというのが今回の役作りであり、アイコン(偶像)を演じるというプレッシャーを感じることはありませんでした。どちらかと言えば、彼女に対して近しさのようなものを感じることができました。ただ、40代…しかも40代以上に見える彼女を自分が演じる、ということに不安はありました」。
さらに、本物のピアフの歌声に合わせて歌うプレイバックのシーンは苦労の連続だったという。
「このプレイバックのシーンは、今回の撮影で最も大変なシーンだったかもしれません。声というのはその人間の一部である一方で、プレイバックで必要なのは100分の1秒という単位でタイミングを合わせる技術です。技術を完璧にマスターした上で、自分の解釈や魂を吹き込んでいくというのは難しい作業で、ストレスもありました」。
マリオン自身、20代の頃からピアフの歌をよく聴いていたというが、実際にこの役を演じた後で、ピアフに対する思いに何か変化はあったのだろうか。
「この役を演じる以前から、彼女の歌から、彼女が持っていた広い心というものは知ってましたが、映画を通して彼女の本当の寛大さ、というものを発見し、尊敬や賞賛の念がますます高まりました。これまで持っていた“素晴らしい才能を持っていて、小柄でいつも決まった洋服で”という曖昧なイメージから、より深く私の心に入り込んでくるものがありました」。
20代から40代まで、それぞれに異なる表情を見せるピアフを見事に演じ分けたマリオンだが、最後に、もし本当にピアフになれるとしたら、どの年代のピアフになりたいか? と聞いてみると…。
「人生というのは、幸せなことも悲しいこともあり、だからこそ生きる価値があるものだと思います。どんなことがあっても、前に進まなくてはならないのですが、もし1つだけ彼女の人生の期間を選ぶとしたら、ピアフが一番幸せだった、彼女が本当に恋をしていた頃の時代でしょうか」。
偉大なる歌姫の波乱万丈の人生を演じきったことで、また一歩女優としての階段を上がったマリオンの今後の活躍に期待したい。
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