アンジェリーナ・ジョリーは17日、ニューヨークの外交問題評議会本部で行われた国際法と司法に関するシンポジウムに参加、自身の体験から感じた難民問題についてスピーチを行った。 「過去7年間、私はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と共に行動し、難民についての関心を高めるために世界中を旅してきました。そして多くを学びました」と語ったアンジーは、イラクなど戦時下にある十数か国を歴訪し、迫害されて難民となった人々が再び同じ境遇へ戻らなければならないという実情を目にしたと話した。「目の前で我が子を殺される母親、奴隷として売られる少女、誘拐され兵士にさせられる少年、シエラレオネで出会った手足を切り落とされた3歳の幼女」と具体例を挙げながら、アンジーは「平和と正義のどちらかを選ぶなんて、あってはなりません」と熱く語った。© Reuters/AFLO