1946年、戦争で荒廃した国土の荒廃にあえぐ人々を勇気づける第一級の娯楽である映画を復興しようと始まった「毎日映画コンクール」。今年で第63回を数える同コンクール表彰式が2月4日(水)に行われた。
“a lot of people”がうごめく大都会・東京を舞台に、負け組の人生を生き抜く6人の男女を切なくも可笑しく描いた『ララピポ』。奥田英朗の同名小説を、個性的な俳優陣を集めて映画化した本作が、2月7日(土)に公開初日を迎え、初メガホンを取った宮野雅之監督はじめ、主演の成宮寛貴、村上知子(森三中)、中村ゆり、吉村崇(平成ノブシコブシ)、皆川猿時、濱田マリら総メインキャストによる舞台挨拶が行われた。
ブラジルを舞台に、闇稼業に従事する日系人たちの血よりも濃く、固い絆を描いた『PLASTIC CITY』。日本、中国、香港、そしてブラジルから輝く才能を結集して製作された本作の記者会見が2月3日(火)に開かれ、主演のオダギリジョー、来日中のアンソニー・ウォン、ユー・リクウァイ監督が出席した。
『鉄コン筋クリート』で知られるマイケル・アリアス監督が、初実写作品として余命わずかの男と少女の“生きる”姿を描いたロードムービー『ヘブンズ・ドア』。2月7日(土)、本作が公開初日を迎え、上映後の舞台挨拶にアリアス監督はじめ、主演の長瀬智也と福田麻由子、そして三浦友和が登壇した。
昨年、『魁! 男塾』で監督デビューを飾った坂口拓の監督第2作で、桜塚やっくんの名でおなじみの植田浩望を主演に迎えて贈る、“ゾンビ史上最強”を謳うサバイバル・アクション『鎧 サムライゾンビ』が2月14日(土)に公開を迎える。これに先駆けて2月4日(水)、「坂口拓監督とゆかいな仲間たち」と称してトークショーが行われ、坂口監督に植田さん、共演の夏目ナナに坂口監督の盟友でゾンビフリークとして名高い山口雄大監督、さらに本作の脚本を手がけ、坂口監督の“育ての親”とも言える北村龍平が登場し、会場は大きな盛り上がりを見せた。
昨年11月に公開されるや、国内アジア映画史上最高となる興収50億円を突破する大ヒットを記録した歴史超大作『レッドクリフ Part I』。その興奮が冷めやらぬ中、いよいよ“赤壁の決戦”の完結を描いた後編『Part II』が4月10日(金)に公開される。これに先駆けて、本作を引っさげて監督のジョン・ウー、金城武、リン・チーリンが来日、2月5日(木)に、主題歌を担当したalanを交えて完成披露フェスティバルに登壇した。
1999年より「ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)にて連載をスタート。これまで「め組の大吾」、「シャカリキ!」などのヒット作を持つ著者・曽田正人が自作の中で「最も愛すべき主人公」と語る天才バレリーナ・宮本すばるの壮大な物語「昴−スバル−」がついに完全実写映画化! 2月2日(月)、『昴−スバル−』の完成報告記者会見が行われ、主演の黒木メイサ、桃井かおり、エグゼクティブ・プロデューサーのビル・コンが出席した。
2月5日に開幕する第59回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に出品される異才・園子温監督の『愛のむきだし』。上映時間4時間にも及ぶ“真実の愛”を描いたこの問題作が1月31日(土)に公開を迎え、初日の舞台挨拶には園監督をはじめ主演の西島隆弘(AAA)、満島ひかり、安藤サクラ、渡辺真起子、そして渡部篤郎が登壇した。
奇才・宮藤官九郎が待望の映画監督第2弾として贈る、中年オヤジパンクバンドの暴走コメディ『少年メリケンサック』。2月14日(土)の公開に向けてラストスパートをかけるべく、2日(月)、完成披露試写会と記者会見が行われ、宮藤監督はじめ、主演の宮崎あおい、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城、勝地涼、ピエール瀧、そして本作の劇中曲を手がけたZAZEN BOYSの向井秀徳が登壇した。
『スラムドッグ$ミリオネア』の完勝? 最多ノミネート『ベンジャミン・バトン』のゴールデン・グローブ賞の雪辱、そしてブランジェリーナのアベック・オスカー達成なるか? さらに我らが日本代表『おくりびと』に下される審判は——? 例年になく注目を集める第81回アカデミー賞。授賞式は現地時間2月22日に行われるが、日本ではWOWOWにて現地L.A.のコダック・シアターより独占生中継される。これに先立ち1月29日(木)に番組発表記者会見が行われ、ゲストとして今年のオスカーの外国語映画賞にノミネートされた『おくりびと』から主演の本木雅弘と滝田洋二郎監督、そして『バベル』で一昨年のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた菊地凛子が出席した。
「YAWARA」、「MONSTER」といったヒット作を世に送り出してきた浦沢直樹の大人気漫画を豪華キャスト陣を結集して映画化した『20世紀少年』。昨年公開された第1章に続く『20世紀少年<第2章> 最後の希望』が1月31日(土)に公開を迎えた。初回上映後には舞台挨拶が行われ、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨、ユースケ・サンタマリア、小池栄子、木南晴夏、そして堤幸彦監督が登壇した。
現代の医療問題に一石を投じた、現役医師・海堂尊による「チーム・バチスタの栄光」の続編として絶大な人気を誇る「ジェネラル・ルージュの凱旋」。大ヒットを記録した前作の映画化から1年、今度は救命救急センターを舞台に巻き起こる事件を描いた本作が、再び中村義洋監督の手で映画化! 現在、急ピッチで完成に向けて仕上げ作業に入っている本作の製作報告会見が1月30日(金)に行われ、おなじみ“田口・白鳥コンビ”の竹内結子と阿部寛をはじめ、堺雅人、高嶋政伸、山本太郎、貫地谷しほりら豪華出演陣が集結した。
東京に暮らす様々な人々がそれぞれの生き方で、大都会を泳ぎ回り、時に沈んでゆく姿を綴った直木賞作家・奥田英朗の同名小説を映画化した『ララピポ』。2月7日(土)の公開を前に1月28日(水)、新宿は歌舞伎町の老舗キャバレー「クラブハイツ」にて本作の公開記念イベントが開催され、主演の成宮寛貴、村上知子(森三中)、さらに本作の主題歌「people in the World」を歌うAIも登場し、大きな盛り上がりを見せた。