世界中が待ちわびる映画の祭典、アカデミー賞となればカップルの登場も注目の的。今年、ハリウッドのメジャーカップルたちの間では、フォーマルの定番、ブラックが目立った。
つい先ほど終了した第81回アカデミー賞授賞式。受賞結果と同時に世界の注目を集めたのは、美しい女優たちの豪華絢爛な装い。まだ授賞式の興奮冷めやまぬうちにレッドカーペットファションをチェック。
遂に決着! 前哨戦となるゴールデン・グローブ賞をはじめ76の映画賞を獲得し、本番のアカデミー賞では9部門10ノミネートされていた最有力作『スラムドッグ$ミリオネア』が監督賞に続き作品賞を受賞し、3部門獲得の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』に圧倒的な大差をつけて、主要8部門を制覇した!
中年レスラーに若返る男、元大統領などの役柄を演じた実力派の俳優陣が候補に名を連ねた主演男優賞は、『ミルク』で同性愛者であることを公表してアメリカで初めて公職についた政治家、ハーヴィー・ミルクを描いたショーン・ペンの手に。
“オスカーの華”主演女優賞。今年、栄誉を勝ちとったのは『愛を読むひと』で戦争の傷を抱えた女性を演じきったケイト・ウィンスレット。初ノミネートのアン・ハサウェイから15回目のオスカーノミネートとなるメリル・ストリープ、さらにはアンジェリーナ・ジョリーにメリッサ・レオ、そして前哨戦のゴールデン・グローブ賞で主演・助演W受賞を果たしたケイトと若手からベテランまで多彩な顔ぶれが並んだが、ケイトが同賞6度目のノミネートで念願のオスカーを獲得した。
作品賞に先駆けて発表された監督賞を手にしたのは『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル。授賞式直前には来日を果たした際には、「いままで“ダニー・ボイル”だったのが“オスカーノミネート〜”と呼ばれるようになって変な気分さ」とおどけていたダニーだが、ノミニーから正式にオスカー受賞監督となった!
短編アニメーション部門での『つみきのいえ』に続いて、外国語映画賞部門でも快挙! 滝田洋二郎監督、本木雅弘主演で納棺師という職業にスポットを当てた『おくりびと』が見事オスカーに輝いた。外国語映画賞が正式に設立されて以来、日本映画が受賞するのは史上初の快挙!
実力派&曲者ぞろいで注目を集めていた助演男優賞でオスカーを手にしたのは、故人ながらゴールデン・グローブ賞受賞を始め、賞レースをここまで引っ張り続け、下馬評でも最も高い評価を得ていた故ヒース・レジャー。『ダークナイト』での希代の悪役ジョーカーは、多くの人々の記憶に刻まれると共に、アカデミー賞の歴史にもその名を刻んだ。故人のオスカー受賞は、ピーター・フィンチ以来史上2人目の快挙。
ディズニー/ピクサー史上最高の全米オープニング記録を樹立し、日本でも昨年12月に公開されるや興収37億円を超える大ヒットを記録した『ウォーリー』が、ゴールデン・グローブ賞に続き、長編アニメ映画賞を獲得した。
司会のヒュー・ジャックマンによるにぎやかなショーで幕を開けた今年のアカデミー賞。まず、主要部門の口火を切って発表されたのは、助演女優賞。混戦模様を呈する中、『それでも恋するバルセロナ』でコメディエンヌとして新境地を開いたペネロペ・クルスが見事、オスカーを受賞した。
アカデミー賞授賞式を翌日に控えた21日、独立系映画を対象としたインディペンデント・スピリット・アワードの第24回授賞式がサンタモニカ・ピアーで開催され、オスカー候補にもなっている『レスラー』が作品賞、主演男優賞、撮影賞の3部門を受賞した。
リチャード・ニクソン——。言わずと知れた第37代アメリカ合衆国大統領であり、1972年に発覚したウォーターゲート事件により史上唯一“任期中に辞任したアメリカ大統領”である。その政治生命を通して“悪役”の称号を背負った彼を題材とする作品は、アンソニー・ホプキンス主演の『ニクソン』('95)や、事件の真相に迫った『大統領の陰謀』('76)など、時代を超えて何作も生まれてきたが、『フロスト×ニクソン』は、さらに事件のその後を追ったお話。政界復帰に全力を傾けるニクソンと、彼に挑んだ一人の男の飽くなき“闘い”を描いていく。
初恋の思い出や学生時代の懐かしき情景…誰もが持つ青春時代の「郷愁」を思い起こさせる、大人のための初恋物語『悲しきボーイフレンド』。昨年秋、作品の舞台となった兵庫県内で先行上映された本作が、2月21日(土)に都内でも初日を迎え、主演の寺脇康文を始め、寺島咲、上田結、松下優也、草野陽花監督が舞台挨拶に登壇した。