『トワイライト』シリーズのジェイコブ役で人気のテイラー・ロートナーが自動車ディーラー会社相手の訴訟で勝訴を勝ち取り、示談金として支払われる4万ドルをNPO団体に寄付することが明らかになった。テイラーは新作『Abduction』(原題)の撮影に際して、楽屋用のトレーラーとしてマクマホン社に30万ドルの大型RVを発注したが、同社は6月の納期を守らなかった。テイラー側は「精神的苦痛」および「不快感」を理由に、示談金4万ドルをマクマホン社よりNPO団体「The Lollipop Theater Network」に寄付するよう、訴訟を起こした。ところが、マクマホン社の社長は「テイラー・ロートナーが自分と腕立て伏せの対決をして、彼が勝ったら彼に4万ドルを払う。もし自分が勝ったら、その金は寄付する」と言い出し、皮肉にもテイラーは同社の売名に一役買うことになってしまっていた。テイラー側はもちろんこの申し出を無視、同社が寄付をするなら和解するという見解を示し、決着が着いた。4万ドルが寄付された「The Lollipop Theater Network」は難病に苦しむ子供たちが入院する病院でヒット映画の上映を実現させるNPO団体。映画館に足を運ぶことのできない子供たちが映画を楽しむ機会が、これでまた増えることだろう。写真は『Abduction』撮影現場でのロートナー。© AFLO