昨年のアカデミー賞でポピュラーだったレッド系は今年も多くの女優たちに好まれていたよう。とにかく目立つ迫力色だが、それぞれデザインにも工夫をこなし、個性を競っていた。その中で今年、ベストドレッサーにも値する注目を集めていたのが、日本でも大ヒット中の『マンマ・ミーア!』に出演しているアマンダ・セイフライド。ウエストに大きなリボンを配置したキュートなドレスはヴァレンティノのもの。裾からヒールが覗くところが、かわいらしさの中にもどこかセクシーさを感じさせる。助演女優賞にノミネートされていたエイミー・アダムスも裾へ流れ落ちる生地感が美しいキャロリーナ・ヘレラのドレスを着用。アクセントとなっているのは、ハリウッド女優たちのファッションを華やかに飾るジュエリーとして人気のフレッド・レイトンのチョーカー。同じレッド系でも全く違う印象をもたらすピンクのドレスも目を引いた。特にナタリー・ポートマンと、アーティスト活動の傍ら女優としても活躍するアリシア・キーズは、色も胸元のギャザーデザインも不思議なくらい似通ったバブルガム・ピンクのドレスで登場。ナタリーはロダルテ、アリシアはアルマーニのもの。間違えれば子供っぽくなってしまうピンクを上品に着こなしていた。写真は(左から)エイミー・アダムス、アマンダ・セイフライド、アリシア・キーズ、ナタリー・ポートマン。© Bryan Crowe / Jon Didier / © AFLO / © A.M.P.A.S. 第81回アカデミー賞特集http://www.cinemacafe.net/fes/academy2009