世界三大映画祭の一つ、ヴェネチア国際映画祭が8月27日(水)に開幕した。今年のオープニングは、『ノーカントリー』でアカデミー賞3冠に輝いたジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督の『バーン・アフター・リーディング (原題)』。ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、ジョン・マルコヴィッチ、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントンという豪華キャストもさることながら、コーエン兄弟が最も得意とするクライム・コメディというジャンルで早くも2年連続アカデミー賞受賞という声も出るほどの完成度を誇る作品。現地時間27日に本作の記者会見が行われた。
女性から絶大な人気を得る漫画家、大島弓子の自伝的エッセイ漫画を映画化した『グーグーだって猫である』。吉祥寺の街を舞台に、飼い猫たちとの愛おしい日々、出会いと別れを描いた本作が9月6日(土)より公開される。これに先立ち、撮影地である東京・武蔵野市の振興と発展に寄与したとして、犬童一心監督とキャストたちに武蔵野市友好市民証が授与されることが決定。8月27日(水)、武蔵野市役所に主演の小泉今日子、上野樹里、加瀬亮、森三中らキャスト一同と犬童監督が訪れ、授与式が行われた。
裕福な家庭で育ち、将来を有望されていながら、全てを捨てひとり荒野で死んでいった実在の青年クリス・マッカンドレスの軌跡、そして死の謎に迫ったショーン・ペン監督最新作『イントゥ・ザ・ワイルド』。9月6日(土)の公開に先駆けて、8月25日(月)、“不屈のハート大集合”と銘打った本作の試写会イベントが行われ、ゲストとしてオリンピック3連覇の記録を持つ、柔道家の野村忠宏選手が上映前のトークショーに登壇した。
舞台に映画、TVドラマの脚本・演出家として類まれなる才能を発揮し、俳優としても活躍めざましい宮藤官九郎。彼が2005年に岸田國士戯曲賞を受賞した舞台「鈍獣」が、CMディレクターとして数々の賞を受賞してきた細野ひで晃の手によって、遂に映画化される。このたび、主演の浅野忠信に続き、北村一輝、真木よう子、佐津川愛美、南野陽子、ユースケ・サンタマリアという錚々たるキャストが明かされ、ハイテンションな撮影現場の様子が各々の口から語られた。
累計3,600万件を超えるアクセスを記録した大人気ケータイ小説「赤い糸」。書籍としてもすでに180万部を突破した本作が、映画と連続TVドラマを細部に至るまでをリンクさせて同時期に公開・放映するという、全く新しい形で映像化されることになった。運命の人との出会いを信じる少女を主人公に、傷つきながらも成長していく若者たちの姿を描いた本作。8月26日(火)に記者会見が行われ、主演の南沢奈央と溝端淳平を始め木村了、岡本玲、石橋杏奈、桜庭ななみ、柳下大、鈴木かすみ、田島亮、岩田さゆり、矢崎広の総勢11名のキャストが出席した。会見後にキャスト陣は、本作の主題歌「366日」を歌う「HY」のライヴに飛び入り参加し、集まったファンの大声援を浴びた。
台湾を代表する人気アーティスト、ジェイ・チョウが初監督にして主演・脚本・音楽を手がけた『言えない秘密』。音楽学校を舞台に、淡く切ないラブストーリーを描いた本作が8月23日(土)に公開された。本作で、ジェイ・チョウの恋の相手を演じたヒロイン・シャオユーを演じたグイ・ルンメイが来日し、同日、上映館の新宿武蔵野館で舞台挨拶を行った。
大ヒット『トゥームレイダー』シリーズ以来のアクション映画出演となるアンジェリーナ・ジョリーと、人気急上昇中のジェームズ・マカヴォイ。ハリウッドきっての2人が魅せるアクション超大作『ウォンテッド』が9月20日(土)に公開される。本作で、バラエティを中心に大活躍中のDAIGOが日本語吹き替えに初挑戦! 8月21日(木)、都内のスタジオでアフレコを終えたばかりのDAIGOさんによる会見が行われた。
女だてらに落語の世界で奮闘する駆け出しの前座・香須美と、その破天荒な師匠で落語界の異端児・平佐。ある日、平佐が“禁断の落語”と称され、演じた者は命を落とすという「緋扇長屋」をやると言い出したから周囲は大騒ぎ! デコボコ師弟の一世一代の大勝負を描いた『落語娘』が8月23日(土)、公開初日を迎えた。シネスイッチ銀座で行われた初日舞台挨拶に主演のミムラと津川雅彦、中原俊監督が登壇した。
ウィル・スミスが嫌われ者のヒーローを演じ、彼自身の主演作品として8本連続興収1億ドル超え快挙を成し遂げた『ハンコック』。8月30日(土)の公開初日に先駆け、8月23日(土)、本作の先行上映が行われ、上映前の舞台挨拶に来日中のウィルにシャーリーズ・セロン、そして本作の日本語吹き替え版に声優として参加している「EXILE」のMAKIDAI(眞木大輔)が登壇した。
表の顔はオシャレ系ミュージシャンを夢見る心優しき青年・根岸崇一。でも裏の顔は悪魔系デスメタルバンド「DMC」のカリスマボーカル、ヨハネ・クラウザーII世。松山ケンイチが両極端の2つの顔を見事に演じ分けた『デトロイト・メタル・シティ』がいよいよ8月23日(土)より公開される。8月21日(木)、この公開直前イベントとして、松山さん、本作に楽曲提供をしたカジヒデキ、そして李闘士男監督が登場してのトークライヴ・イベントが開催された。
亡くなった人を棺に納め、人生最後の旅をお手伝いする職業、納棺師。ふとしたきっかけでこの職業に就くことになった主人公・大悟が、様々な最期を通して成長していく姿を美しい風景と音楽にのせて描く『おくりびと』が9月13日(土)より公開される。これに先立ち、8月21日(木)、ロケ地となった山形県・庄内で本作の記者会見が行われた。滝田洋二郎監督はじめ、主演の本木雅弘、広末涼子、脚本の小山薫堂がお世話になった土地・人々への思いを語った。
ブロードウェイ・ミュージカルのオーディションに挑む若きダンサーたちの姿を追ったドキュメンタリー映画『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』。本作で、カメラがそのオーディション風景を収めた舞台「コーラスライン」の2年にわたる再演が、8月17日(日)についに千秋楽を迎えた。今回の再演で、コニー役として日本人で唯一の出演を果たした高良結香が、千秋楽の舞台に駆けつけた。映画の中でも描かれる熾烈なオーディションを勝ち抜いて共に舞台に立った仲間たちと再会を果たし、最後のステージに立って観客のスタンディングオベーションを浴びた。
スーパーパワーと不死身の肉体で人々を守るヒーロー…のはずが、やり過ぎて周囲に被害を与えてしまう上に酒グセが悪いとあって、みんなに嫌われているジョン・ハンコック。これまでにないヒーローの姿を描き、全世界でヒットを飛ばしている『ハンコック』が8月30日(土)より日本でも公開される。これに先立ち主演のウィル・スミスとシャーリーズ・セロンが来日。8月21日(木)、ジャパンプレミアが開催された。