アジア・プレミア、そして全世界同時公開を前に“海賊たち”が海ならぬ、空から極東の地に降り立った! 大人気シリーズの第3弾にして完結編、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』の主要キャスト、スタッフが5月25日(金)の全世界同時公開を前に、23日(水)に行われるアジア・プレミアに出席するために来日した。彼らの来日のうわさを聞きつけて成田空港に集まったファンの数は、徹夜組の400人を始め総勢2,500人、用意された警備員は150人。続々と到着するスターたちに空港は熱狂の渦に包まれた。集まったファンの多さに急遽、ジョニー・デップとオーランド・ブルームのファンをそれぞれ北と南のウィングに振り分けるという異例の対応も行われた。
『潜水服は蝶の夢を見る』の試写〜記者会見の後は、昨夜試写が行われた『デス・プルーフ(原題)』の記者会見! ってことは、日本でもおなじみ「ヤッチマイナー!」の『キル・ビル』監督こと、クエンティン・タランティーノが来るってわけよ。
今日は朝の試写を観逃すわけにはいかない日。朝イチの試写はコンペティション部門出品の『潜水服は蝶の夢を見る』(アスミック配給)でーす。はい、今日のカンヌもこんなに晴れ! あ、暑い!
ちょい追加ネタ。今日は盛りだくさんだったから、いくつか言い逃してしまったことがあるの。せっかくだからそれを一挙に(笑)。
全米での公開が今年の12月、そして日本での公開は2008年3月ながら、史上最大のファンタジー大作として早くも大きな注目を集めている『ライラの冒険 黄金の羅針盤』。現在開催中のカンヌ国際映画祭において、本作のクリス・ワイツ監督と主演のダコタ・ブルー・リチャーズ、ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーンらが顔を揃えての記者会見と、世界で初めてとなる10分間の映像公開が行われた。
そんなわけで、今日は行ったり来たりの大忙しだったんだけど、本日ラストを飾るお仕事は試写。クエンティン・タランティーノ監督の最新作『デス・プルーフ(原題)』(ブロードメディア・スタジオ配給)よ。この作品、タラちゃんの親友のロバート・ロドリゲスと一緒に競作で『グラインドハウス(原題)』というのを作ったんだけど、その内のタラちゃんパートなの。話自体は完全にセパレートしているからタラちゃん分だけの出品だったんだけど、アメリカでは上映時間の長さからブーイングが飛び交った問題作でもあるの。だって2本あわせて3時間半超? って、『ロード・オブ・ザ・リング』か! って感じよね。確かに上映する劇場側も大変だわ。タラちゃんのパートだけでも2時間ちょいあるからね。仕方ないのかもしれないけど。
北野監督の取材の後は、ダッシュでパレへ。なんでかっていうと…なんとなんとサトエリちゃんに会えることになってたのよ〜! 批評家週間に出品されている『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』のために、主演の佐藤江梨子ちゃんと佐津川愛美ちゃんが、カンヌ入りしてたの。そこで、ぜひともとお願いしてキャッチしてしまいましたわ。オホホ。
本日は大忙しデー…。まずは朝一番の試写でガス・ヴァン・サントの新作『パラノイド・パーク(原題)』を…と思ったら日本からのお仕事ラッシュで間に合わず(泣)。泣く泣くあきらめて、お次は北野武監督の日本人プレス向け記者会見へゴー!
『ボイス』、『コックリさん』などで本国・韓国のみならず、日本、そして世界でヒットを飛ばし、アジアン・ホラーを代表する監督の一人として注目を集めるアン・ビョンギ。彼の最新作であり、韓国で100万人を動員した『アパートメント』がついに日本上陸。5月19日(土)に公開初日を迎え、池袋シネマサンシャインで行われた舞台挨拶にビョンギ監督と、日本版のテーマソングを担当したビジュアル系バンド、the GazettE(ガゼット)が登壇した。
なんとビックリ! 『トゥー・イーチ・ヒズ・オウン・シネマ(原題)』は、こちら時間で25日にDVDリリースしちゃうんですって! 公式上映して間髪いれずにもうDVD!? なんじゃそりゃ!! とはいいつつも、おそらくゲットしてしまいそう…リージョンコード違うのに(泣)。
今年で第60回目という記念すべき年を迎えたカンヌ国際映画祭。その60周年企画が、『トゥー・イーチ・ヒズ・オウン・シネマ(原題)』だ。これは世界25か国、33組(35人)の監督が、“映画と人”をテーマに3分間の短編を製作し、それらを一挙に上映するというもの。この35人の一人として選ばれたのが、北野武監督だ。もちろん、日本から唯一の選出となった。
2003年夏に公開され、全世界で興収6億5300万ドル(約765億円)を記録した『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』。そして、昨年公開され、10億ドル(約1,240億円)を超えるという映画史に残る数字をたたき出した『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』。この前2作を上回る注目を全世界から集めるシリーズ最終章『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』が遂に完成、現地時間の5月19日(土)、ワールド・プレミアがロサンゼルスにあるディズニーランドにて大々的に行われた。
世界中の巨匠たちが集まった、まれにみる記者会見(個人的には目の前にウォン・カーウァイやコーエン兄弟、ツァイ・ミンリャン、ケン・ローチが並ぶという異様な図に興奮。個人的ファンのチェン・カイコーが遠かったのが残念!)。その後は、日本人プレス数名と昼飯に出かけて、その足で『大日本人』プレス試写に駆けつけたわ。