かつて母の命を救ってくれた航空救難団に憧れ、女性初の救難ヘリのパイロットとなった川島遥風(はるか)。過酷な訓練や救助活動を通して、彼女が仲間と共に成長していく姿を描いた『空へ —救いの翼 RESCUE WINGS—』が12月13日(土)に公開を迎えた。初日に舞台挨拶に主演の高山侑子をはじめ井坂俊哉、鈴木聖奈、瀬戸早妃、手塚昌明監督が登壇した。
来年2月22日(現地時間)に開催される第81回アカデミー賞授賞式で、今年「People」誌による「最もセクシーな男性」に選ばれたヒュー・ジャックマンが司会を務めることが12日、映画芸術科学アカデミーによって発表された。
厨子とは仏堂の形をした、仏像を安置する箱のこと。現在、法隆寺にあり、飛鳥時代の建築、工芸、絵画の粋を集めて作られた最高傑作が“玉虫厨子(たまむしのずし)”である。この玉虫厨子を、平成の匠たちの手で現代に蘇らせるという壮大なプロジェクトを追ったドキュメンタリー映画『蘇る玉虫厨子』が先日より公開されている。これを記念して、12月13日(土)より国立科学博物館にて、平成版の玉虫厨子を展示する「蘇る技と美 玉虫厨子」展がスタート。オープニング・セレモニーが行われた。
かつて、犯罪王アル・カポネがその名を馳せたシカゴで、1980年代、巨大マフィア組織がひとりの日系人によって壊滅へと追い込まれた。男の名はケン・エトー。“東京ジョー”と呼ばれ、全米のマフィアからも恐れられる組織の大幹部だった彼は、なぜ組織を裏切ったのか? その軌跡を追ったドキュメンタリー『TOKYO JOE マフィアを売った男』が12月13日(土)に公開を迎えた。これを記念して奥山和由プロデューサー、小栗謙一監督によるトークイベントが開催され、ゲストとして雅楽演奏家の東儀秀樹も出席した。
「女優という職業にずっと憧れていたので、とても幸せな時間でした。撮影現場も楽しくて…本当に楽しい思い出しかないんです」と、半年前の撮影をふり返るのは、資生堂のCMなどで注目を集めているマイコ。石井克人監督&草なぎ剛主演の『山のあなた 徳市の恋』で華々しく女優デビューを飾り、和装の似合う日本女性の美しさをスクリーンいっぱいに演じている。初めての演技、初めての映画出演、そこにはどんなプレッシャー、どんな達成感があったのか──。早くもDVDがリリースされた本作について、改めて撮影当時の思い出を語ってもらった。
来年1月11日(現地時間)に授賞式が行われる第66回ゴールデン・グローブ賞のノミネーション発表が12月11日(現地時間)に行われた。映画部門では、ブラッド・ピット×ケイト・ブランシェット主演の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』が作品賞、監督賞(デヴィッド・フィンチャー)、主演男優賞、脚本賞、音楽賞の5部門にノミネートされた。ブラッド・ピットのゴールデン・グローブ賞ノミネーションは2006年『バベル』(助演男優賞)以来、2年ぶり4度目。
年の瀬が迫るこの時期、ここアメリカでは(もちろん日本でもそうだと思いますが!)たくさんのお正月映画が公開されようとしています。アメリカでどんな映画が話題になっているのか、ちょっとだけご紹介しますね。
全世界で3億5,000万部を売り上げている鳥山明の大人気漫画「ドラゴンボール」のハリウッド実写映画版の全世界共通テーマソングを、日本を代表する歌姫・浜崎あゆみが担当することが決定した。来年の公開を前に、作品のビジュアルやキャスト、予告編などの情報が少しずつ解禁されるたびに、大きな話題を呼んでいる本作。来年3月13日(金)の日本公開に向けて、邦題も『DRAGONBALL EVOLUTION』に正式に決まった。
大都会に暮らしている。仕事ではそれなりに成功している。周りには既婚者が増えてきた。家族から結婚を心配される。男性と付き合ってもなかなか上手くいかない。年齢は30代に突入している。結婚したくないわけではないけれど(むしろしたいけれど)、人生を共にしたい男性にめぐり合えない…。これらほとんどに当てはまる女性、いや全てに当てはまる女性は世の中に驚くほど多く、だからこそ“結婚適齢期”の女性を題材にした映画やTVドラマがどの国でも頻繁に作られている。しかし、驚くべきは、そんな“よくある”テーマに映画界のスーパーサラブレッド、ゾエ・カサヴェテスが挑んだこと。ジョン・カサヴェテスを父に、ジーナ・ローランズを母に、そしてニック・カサヴェテスを兄に持つゾエが、“よくいる”女性の内面に寄り添ったことに嬉しい驚きを覚えた。
アンジェリーナ・ジョリーが、最新主演作『チェンジリング』を監督したクリント・イーストウッドが主演する『グラン・トリノ』のプレミアに出席した。
心優しく、極端に女性に対してシャイな青年・ラースが連れてきた新しいガールフレンド、ビアンカ。だが、彼女はリアル・ドールだった——!? 『きみに読む物語』の二枚目俳優ライアン・ゴズリング扮するラースと彼を見守る家族や町の人々のドラマを描いた、心温まる感動作『ラースと、その彼女』が12月20日(土)に公開される。これを記念し、このたびヒロインのリアル・ドール、ビアンカが来日! 彼女のハリウッド仲間というディラン・マッケイ(なだぎ武)、さらにスペシャルゲストとして大阪名物の人形タレント・くいだおれ太郎を招いてのクリスマスイベントが開催された。
ドキュメンタリー映画の新鋭がベルリンで再びセンセーションを巻き起こす! 昨年公開された『選挙』で日本特有の選挙活動の悲喜こもごもを描き、日本型民主主義の構造までもあぶり出し、各国の映画祭で称賛を浴びた想田和弘。前作に続く“観察映画”第2弾として、これまでタブーとされてきた“精神病”に切り込んだ新作『精神』が、来年2月に開催されるベルリン国際映画祭のフォーラム部門に、前作に続いて正式出品されることが決定した。
尊厳死というテーマを真正面から描き、2004年度のアカデミー賞主要4部門を独占した傑作『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演を務めた『グラン・トリノ』。本作のワールド・プレミアが12月9日(現地時間)、ロサンゼルスのSteven J.Ross Theaterで開催され、イーストウッドをはじめとする本作のキャストほか、同監督作『チェンジリング』に主演したアンジェリーナ・ジョリーなど多くの著名人がレッドカーペット・セレモニーに駆けつけた。