アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2022」(SSFF & ASIA 2022)のアワードセレモニーが6月20日(月)、都内にて行われ、山田孝之、水川あさみ、飯島寛騎ら豪華ゲストが登場した。
「SSFF & ASIA」はアメリカのアカデミー賞公認の映画祭。第24回目となった2022年は、「メタ シネマ(Meta Cinema )~超える・見つける・始まる」をテーマに、バラエティに富んだショートフォイルムを全国どこからでも見られるオンライン会場もリアル会場のほかに準備し、世界約126の国と地域から集まった5,720本以上の中から、選りすぐりの約200作品を上映した。なお、この日は各賞が発表され、「ジョージ・ルーカス アワード」(グランプリ)には、ダニア・ブデール監督による『天空の孤高/Warsha』が受賞となった。
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山田さん&水川さんは『MIRRORLIAR FILMS Season4』での登場となった。水川さんは普段俳優として活躍しているが、本作で監督に初挑戦しており、「すごく貴重な経験をさせていただきました。本当に楽しく、面白くさせていただきました」と嬉しそうに伝える。作品は「ある男の日常の1シチュエーションの話」だそうで、その男を窪田正孝にオファーしたという。水川さんは「自分の夫に出てもらいました(笑)。一番気を遣わず演出できるかなと思ってお願いしたところ、快く受けてくれました」とはにかみ、出来栄えがさらに楽しみとなった。
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山田さんは企画から携わっているが、Season1からを振り返り、「1年かけてやってきて、ひと段落ですが、1~4までいろいろな方々が参加してくれて、本当にいろいろな作品が生まれました。本当にショートフィルムの可能性を表現できたというか、改めて実感しました」と感慨深そうにしていた。
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一方、飯島さんは「Cinema Sports Project」部門での『サムライソードフィッシュ』主演としての登壇。飯島さん演じる、盲目の若き剣士・梶木エイスケが現代にタイムトリップして水泳をするというストーリー。飯島さんは、ラスト100メートルをワンカットで泳ぎ切ったという。「パラ水泳の大会を実際、撮影前に観に行きました。速さとかではなく力強さ、泳ぎ切る己との戦いをすごく感じました。僕も“もう死んでもいいや”と思いながら(泳ぎ)、実際75メートルを超えたくらいで全身しびれてやばかった」と撮影を回顧。飯島さんは続けて「泳ぎ切る力強さ、時代が変わっても変わらなくても、その力強さを役で演じられたことが幸せです」と穏やかに語っていた。
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アワードセレモニーには、そのほか、小池百合子東京都知事、奥田瑛二、服部樹咲、小川紗良、マーティ・フリードマン、渡辺真起子、河瀬直美監督、LiLiCo(フェスティバルアンバサダー)、別所哲也(SSFF & ASIA代表)が登壇した。