アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2022」(SSFF & ASIA)のオープニングセレモニーが6月7日(火)、都内にて行われ、黒木瞳、青柳翔、千葉雄大、永山瑛太ら豪華ゲストが登場した。なお、MCはこがけん、久代萌美が務めた。
「SSFF & ASIA」はアメリカのアカデミー賞公認の映画祭。第24回目となった2022年は、「メタ シネマ(Meta Cinema )~超える・見つける・始まる」をテーマに、バラエティに富んだショートフォイルムを全国どこからでも見られるオンライン会場を準備。本セレモニーを皮切りに、6月20日(月)まで6か所のリアル会場とあわせ、世界約126の国と地域から集まった5,720本以上の中から、選りすぐりの約200作品を上映する。
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将来有望な映像作家の国内外での活躍を応援すべく、国内の25歳までの監督が制作した作品を対象にした「U-25」にて、プレゼンターを務めたのは黒木さん。自身も監督として活躍しているが、今回は「SSFF & ASIA」のジャパン部門に作品も選出されている。黒木さんは「数年前、『SSFF & ASIA』に審査員を兼ねて参加していました。100本近い短編映画を拝見したとき、どれも素晴らしく短編映画の魅力、奥深さを学びました。今回ノミネートして上映させてもらえるなんて、こんなうれしいことはありません」と笑顔をはじけさせると、会場からは拍手が起こった。
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また、5人の人気俳優が短編映画の監督に挑戦する「WOWOW アクターズ・ショート・フィルム2」のトークセッションに参加したのは、監督を務めた青柳さんら5名。『いくえにも。』を監督した青柳さんは、主演を務めた村上虹郎について聞かれると、「設定はあるけど、ナーバスになりすぎないようにとお願いしました。一応、年は離れて後輩なんですけど、彼自身を僕が尊敬しているので、本人にお任せしようかなとやりました」と撮影時のエピソードを明かした。
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千葉さんは『あんた』の監督、脚本以外に、伊藤沙莉とW主演を務めた。千葉さんは苦労について、「現場がすごく楽しかったんです。自分で脚本を書いて出演もした…はずなのに“誰が書いたんだろう?”と思うくらい覚えるのが大変でした(笑)。それも含めて楽しかったです」と振り返る。永山さんは役所広司主演で『ありがとう』を監督・脚本。「脚本を書いたつもりでしたが、役所さんからは“メモのようなもの”と言われまして(笑)。それでも役所さんは出演を承諾してくださった。打ち合わせでもいろいろ話して、そこまで細かいことや台詞は決めず、現場で起こるものを撮りたいですとやりました」と役所さんとの撮影の日々を思い起こしていた永山さんだった。
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オープニングセレモニーには、そのほか、柚希礼音、玉城ティナ、前田敦子、LiLiCo(フェスティバルアンバサダー)、さらに別所哲也(SSFF & ASIA代表)がバーチャルで登壇した。
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