作品に込められた現代社会へのメッセージ
「いろいろなジャンルの映画が好きで、最新作よりはクラシック。クリストファー・リーヴの『スーパーマン』を何度も観るタイプで、『007』も『スター・ウォーズ』も昔のシリーズが好き。オーソン・ウェルズ、ヒッチコック、クロサワも愛している。“クロサワ”ってちゃんと発音できてた? きっと酷い発音だよね」と心配するが、発音は完璧。さらに、出演作の指針として挙げた「僕自身の倫理観が反映されているものが多い」。これは、一観客としても同じのようだ。
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「作品の中にポジティブなメッセージを込めることに、ディズニー映画は昔から成功してきた。『マレフィセント』もそう。真実のキスをするのは王子だけじゃない。愛は複雑なものだと、物語を通して示してくれるんだ」。
「それに、いまの世の中は分断されている。EU離脱やアメリカの現状が示しているようにね。国のリーダーたちが特定の人々を、国が抱える問題のスケープゴートにしている。問題を単純化するために。それはすごく危険なことだ。そんな中、マレフィセントという存在は、同調するのではなく、違いを受け入れることの大切さを教えてくれる。気候の変動も深刻化し、人類が力を合わせて問題を解決しなくてはならなくなったいま、僕らはそれに気づくべきだ」。
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