先ほど華やかにスタートした第83回アカデミー賞授賞式。俳優部門のトップバッターを飾る助演女優賞には、『ザ・ファイター』のメリッサ・レオが輝いた。プロボクサーの兄弟の感動の実話を描いた本作で、マーク・ウォールバーグとクリスチャン・ベイル演じる兄弟の過干渉な母親を演じたメリッサ。ゴールデン・グローブ賞をはじめ、前哨戦となる主要な賞レースを制してきただけに、オスカー受賞の最有力候補と目されてきたが、大方の予想通り見事、オスカー像を手にした。メリッサにとっては、『フローズン・リバー』での主演女優賞ノミネートに続く二度目のオスカーノミネートでの栄冠となった。プレゼンターとして登場した94歳のカーク・ダクラスに名前を呼ばれた瞬間、歓喜の表情を浮かべたメリッサ。壇上に上がり、オスカー像を受け取りながら「私のなの?」と信じられないといった様子。「オー・マイ・ゴッド!」を連発し、スタッフや共演陣への感謝を口にした。一方、史上9番目に若い14歳44日で候補者となり、受賞すれば史上3番目の若さでのオスカーとなった『トゥルー・グリット』のヘイリー・スタインフェルドが残念ながら受賞はならなかった。特集 2011アカデミー賞http://blog.cinemacafe.net/special/110201/index.html