夏、東京から工藤がやってくる。工藤は自給自足生活を始めようとしていたが、村では様々な問題が起こっていた。そんな中、工藤は人里離れた山奥でひっそりと暮らすお爺と春菜に出会う。お爺は毎朝、山の神様が祀ってある社まで山を登ってゆき、 お神酒を奉納する。春菜は一時間かけて山を下って学校に通い、放課後はお爺の畑仕事を手伝う。効率とは無縁の2人の生活は、工藤の心をゆっくりと浄化していく。しかし、季節が巡るにつれ、おとぎ話のようなお爺と春菜の生活にも変化が起きる。田舎での生活に期待を寄せていた工藤も、 厳しい自然との共存に限界を感じ、自分は所詮文明社会の下でしか生きられないということに絶望を隠せないでいた…。(35mmフィルムリバイバル上映)。
蔦哲一朗