エリートサラリーマンから築地の魚河岸の仲卸に転身した、不器用だが一本気な赤木旬太郎と、彼を見守る周りの人々の心の交流を描いた『築地魚河岸三代目』。6月7日(土)の公開を前に、5月25日(日)、築地本願寺の建立350周年を記念して同地で開催中の「築きな祭」において、本作の完成披露が開催された。上映に先立ってのレッドカーペットイベントに、主演の大沢たかおを始め、田中麗奈、伊原剛志、森口瑤子、伊東四朗、江口のりこ、温水洋一、松原信吾監督に、本作の主題歌「虹が消えた日」を歌う秦 基博が登場した。
カンヌには世界中からプレスがやってくるから、宣伝にはまたとないチャンス。だから公式上映作以外にも、今後公開される作品のプロモーションが盛んに行われている。ジョン・ウー監督が「三国志」の“赤壁の戦い”を映画化した超大作『レッドクリフ』もその一つ。フッテージ(映像の一部)の上映&記者会見、インタビュー取材、パーティと、ウー監督や主演のトニー・レオン、共演のチャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、リン・チーリンらが飛び回っていた。
カンヌの公式記者会見は生中継のテレビが入り、世界中に配信されるので、質問をするのはちょっと勇気がいるもの。でも、せっかく巨匠クリント・イーストウッドに話を聞けるチャンスなので、思い切って手をあげてみた。『Changeling(原題)』は今回のコンペ一番の話題作なので、当然質問する人も多く、ようやく何人目かで私の番に。
人類が自ら招いた世界終焉の危機を前に、安住の地・地球への脱出を図る宇宙戦艦“ギャラクティカ”と、それを執拗に追う機械生命体“サイロン”の壮絶な戦いを描いたSFサバイバル「GALACTICA/ギャラクティカ」。2003年より全米で放送されるやいなや、数々の有力メディア紙で“最高のドラマ”と称され、ここ日本でも多くのファンを獲得した本ドラマが、5月23日(金)、遂にDVDとなってリリースされた。これに先立ち、5月22日(木)、本作のDLP上映イベントが開催された。
世界初の全編Flashアニメとして高い評価を得る「秘密結社 鷹の爪」シリーズ劇場版第二弾『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II 〜私を愛した黒烏龍茶〜』。5月31日(土)の全国公開に先駆けて、5月22日(木)にTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、先行上映イベント「『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II』ギヒルズ・ゴールデンナイト」が開催され、映像クリエイターのFROGMAN、滝川クリサヘルことサヘル・ローズ、ルー大柴が登壇した。
16歳の少女の妊娠と出産をポップでキュートに描き、本年度のアカデミー賞で脚本賞を受賞した『JUNO/ジュノ』。本作の試写会が5月22日(木)に開催され、上映前のトークイベントに、少子化問題などに積極的に取り組んでいる野田聖子衆議院議員が登場した。
元特殊部隊所属の日系アメリカ人の殺し屋・レインの暗躍を描き、アメリカで第6作までが発表されている人気ハードボイルド小説「レイン」シリーズ。「雨の牙」(ヴィレッジブックス刊)という邦題で日本でも人気の本シリーズ第1作がこのたび『レインフォール/雨の牙』として映画化されることになった。5月22日(木)、本作の製作発表が行われ、マックス・マニックス監督を始め、主演の椎名桔平、長谷川京子、柄本明、そして撮影のために来日中のゲイリー・オールドマンが出席した。
3年前、『運命じゃない人』で鮮烈なデビューを飾った内田けんじ監督の待望の最新作『アフタースクール』。今度はお人良しの中学校教師を主人公に、彼を取り巻く一クセも二クセもある人々のドタバタ捜索劇が始まる。5月24日(土)の公開を目前に控え、5月22日(木)、制服姿の中高生たちを招いて、主演の大泉洋改め神野先生によるホームルーム付き“放課後”試写会が、公開劇場のシネクイントにて開催された。かつてない試みもあり、渋谷の街も大パニックに!?
ベストセラー作家、伊坂幸太郎原作の『重力ピエロ』の撮影が、現在ロケ地の宮城県・仙台にて行われている。伊坂作品と言えば、『アヒルと鴨のコインロッカー』、『死神の精度』と同氏の作品が次々と映画化されている中、最新作「ゴールデンスランバー」(新潮社刊)が見事、今年の本屋大賞を受賞したばかりだ。第129回直木賞候補にも挙がり、ファンの間でも人気が高い「重力ピエロ」の映像化に注目が集まっている。
これまでメガホンを握った作品46本、執筆した映画脚本は240本余り。御年95歳にしてなお日本映画の一線に立ち続ける、名匠・新藤兼人の最新作『石内尋常高等小学校 花は散れども』が完成した。広島を舞台に、少年時代からシナリオライターとして自立するまでの監督の原風景を描ききった本作。その完成披露試写会が5月21日(水)に行われ、新藤監督はじめ、柄本明、豊川悦司、大竹しのぶ、六平直政、川上麻衣子ら新藤組の面々が檀上に集結した。本作の舞台ともなっている新藤監督の母校・石内尋常高等小学校での式という設定で、一人ずつ役名を呼ばれて元気良く「ハイ!」と返事しながら登場し、校歌斉唱で幕を開けた。
5月21日(水)、ついに待望の公開初日を迎えた『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』。一昨日の来日記者会見、そして昨日大盛況を博したジャパンプレミアに続き、この日行われた舞台挨拶にもカスピアン王子役のベン・バーンズが登場した。この日は、日本語吹き替え版でカスピアンの声を担当した尾上菊之助、白い魔女の吹き替えを担当した大地真央も登壇。平日にもかかわらず超満員の客席からは、日米“プリンス”の競演に大歓声が贈られた。
人間に宇宙を作ることは出来るのか? という壮大な謎を前にして、落ちこぼれ大学生と孤独な天才少女が心通わせる姿を描いた、機本伸司の傑作青春小説「神様のパズル」(ハルキ文庫)。鬼才・三池崇史監督の手で本作を映像化した『神様のパズル』が6月7日(土)に公開を迎える。これに先立ち、5月20日(火)、主演を務めた市原隼人とエグゼクティブ・プロデューサーの角川春樹が、“宇宙”というテーマに因み、史上初の無重力ヒット祈願を敢行! その足で“無重力会見”なる本作の会見に駆けつけた。
映画祭も7日目。あっという間に折り返し地点を迎えた20日(火)、待望のクリント・イーストウッド作品『Changeling (原題)』が上映された。今年のカンヌで何をおいても観たかったのが、この映画! まあ、イーストウッド“オタク”の私に限らず、現在最高の監督であるイーストウッド作品で、アンジェリーナ・ジョリーが主演だもの、全世界が待望なんだけどね。もちろん、その期待は全く裏切られることはなかった!!