14人の被爆者と実際の爆撃に関与した4人のアメリカ人の証言、そして記録映像や資料──。これが広島、長崎の原爆投下に関するドキュメンタリー『ヒロシマナガサキ』を構成する3要素である。原爆投下から60年あまり、日系三世であるスティーヴン・オカザキ監督に話を聞いた。
実在のプロウィンドサーファーで、38歳の若さでがんでこの世を去った飯島夏樹の半生と、最後まで彼を支え続けた家族の姿を描いた『Life 天国で君に逢えたら』。7月25日(木)、本作の完成披露試写会が開催され、上映前の舞台挨拶に大沢たかお、伊東美咲、哀川翔、真矢みき、川島海荷、そして監督の新城毅彦が登壇し、作品に込めた思いを語ってくれた。
幸せなのに、どこか満ち足りない。別の人生への渇望が、胸の中で騒ぎだす——。郊外の住宅街を舞台に、本当の自分自身の居場所を求めて悩むリトル・チルドレン(=大人になれない大人たち)を等身大に描いたヒューマンドラマ『リトル・チルドレン』が今週末にいよいよ公開を迎える。それを記念して7月26日(木)、梅宮アンナのトークイベントが開催され、映画に登場するキャラクターについて、自分自身と照らし合わせながら語ってくれた。
九州の田舎町を舞台に、バスジャック事件で深い傷を負った被害者たちの心の崩壊、そして再生への旅を描いた『EUREKA ユリイカ』('00)でカンヌ映画祭において高い評価を受けた青山真治監督。続く2作もカンヌに正式出品され、すっかり国際舞台の常連となった監督の待望の最新作『サッド ヴァケイション』が、本年度のヴェネチア国際映画祭の<オリゾンティ部門>に正式出品され、そのオープニング作品として8月31日(金)に上映されることが決定した。
スティーヴン・スピルバーグとマイケル・ベイという、ハリウッドの二大スーパーヒットメイカーが初めてタッグを組んだ『トランスフォーマー』。6月には主演のシャイア・ラブーフとミーガン・フォックスが、そしてつい先日、マイケル・ベイ監督とジョシュ・デュアメルが来日しジャパンプレミアが開催されるなど、8月4日(土)の公開へ向けて、いよいよ盛り上がってきている。
マンハッタンでのウエディング・パーティで10年ぶりに再会したかつての恋人同士。この再会は偶然? それとも必然? ぎこちない会話の中で、互いの心を探り合う2人。そしてラストダンスも終わり、夜明けまで数時間…。やがて止まっていた時計の針が動き始める——。
みなさん、ようやく梅雨も終わりですね。いよいよ楽しみにしていた夏がやってきます!
十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」。弥次郎兵衛(弥次さん)と喜多八(喜多さん)が東海道を歩いて江戸、京都、大坂へ旅をする珍道中を描いたこの作品から、“弥次喜多道中”といえば、のんびりとした愉快な旅といったイメージが定着。本作をモチーフにした“何でもアリ”の時代劇コメディ『真夜中の弥次さん喜多さん』が世間の話題をさらったことも記憶に新しい。その弥次さん、喜多さん(通称=弥次喜多)の2人に再びスポットを当てた映画『やじきた道中 てれすこ』が11月10日(土)より全国にて公開される。
不規則に波打つ独特の流線型のフォルムに鋭角的な直線が織りなす絶妙なバランス。その大胆で奇抜なスタイルで、常に見る者に新鮮な驚きを与える現代建築の巨匠、フランク・ゲーリー。御歳80歳を前にしてなお尽きることのない彼の情熱とインスピレーションはどこからやってくるのか? 彼の盟友であり、アカデミー賞監督のシドニー・ポラックが希代の建築家の素顔に迫ったドキュメンタリー『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』。6月から公開されていた本作が、大好評に応え、8月11日(土)から8月24日(金)までの2週間にわたって、Bunkamuraル・シネマにてアンコール上映されることが決定した。
1985年に発表されたガス・ヴァン・サントの長編デビュー作『マラノーチェ』。『ドラッグストア・カウボーイ』、『マイ・プライベート・アイダホ』へと続く“ポートランド三部作”の記念すべき第1作でもあり、当時から各国の映画祭で高く評価されながらも、これまで公開されることのなかった本作が7月21日(土)、ついに劇場公開を迎えた。これを記念して、監督を敬愛するアーティストによるトークショー、さらにライブイベントが、公開劇場のシネマライズで開催されることが決定した。
俳優、福士誠治を一躍有名にしたのは、ドラマ「純情きらり」(NHK)の達彦役と、「のだめ カンタービレ」の黒木(オーボエ奏者)役だろう。そんな正統派“いい男”として人気急上昇中の彼がこれまでの役柄とは一変、80年代の不良番長格に挑んでいるのが、この秋公開の映画『ワルボロ』。現在、週刊ヤングジャンプ(集英社)に連載中の同名コミックの映画化だ。パンチパーマをあて、番長“ヤッコ”役を演じた福士さんに映画のテーマである青春についてインタビュー!
『マルホランド・ドライブ』以来となるデヴィッド・リンチ監督の新作は、まさに奇々怪々。そもそもはテーマもストーリーも決めずに撮った映像が、やがて1本の映画へと導かれたのだそうだ。
全米で7月3日(火)に公開されて以来、すでに3億ドル近くの大ヒットとなっている『トランスフォーマー』。昨日、マイケル・ベイ監督とジョシュ・デュアメルの来日記者会見が行われた。そして7月24日(火)、東京ビックサイトでジャパンプレミアが開催された。世界的イリュージョニストのフランツ・ハラレーが“東京をトランスフォームする!”と開催前から話題になっていた本イベント。ではハラレーは何をトランスフォームするのか? 東京ビックサイトを、である。