クラシック音楽を題材とした映画が続々と公開される2007年の日本。感動の物語を得意とする韓国からも、素敵な作品が届きました。『私のちいさなピアニスト』は、プロのピアニストになるチャンスを掴めずに、仕方なくピアノ教室を開いた女性・ジスと、貧しい少年・キョンミンとの出会いから始まる物語です。
『ブロークバック・マウンテン』でアジア人初のアカデミー賞監督賞獲得という快挙を成し遂げ、映画史を塗り替えた台湾の鬼才、アン・リー監督。これに続く監督の最新作『ラスト、コーション/色・戒』が、8月29日(水)より開催される第64回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、同30日(木)に世界初上映されることとなった。
フィラデルフィア市警殺人課の女性刑事、リリー・ラッシュが未解決事件の捜査に挑む人気ドラマ「コールドケース」。「シーズン3」のオンエアを前に、リリーを演じるキャスリン・モリスが来日! ドラマの魅力などを語ってくれた。
社交ダンス界で活躍する世界的ダンサーが、ブロンクスの高校で生徒たちにダンスを教えながら、彼らに生きる意欲を持たせようとする…。一口に言えば、教師と生徒の交流を描いた感動ドラマではあるが、ユニークなのはアントニオ・バンデラス演じるダンサー、ピエール・デュレインのキャラクターだ。
今から70年後、ハイテク技術で全てを司り、“鎖国”という道を選んだ未来の日本の変わり果てた姿とは——。『ピンポン』で3Dクリエイターとして不動の地位を手にした曽利文彦監督の最新作『ベクシル −2077日本鎖国−』が8月1日(水)より始まる、第60回ロカルノ国際映画祭のオープニング作品として上映、ワールドプレミアが開催されることが決定した。
ユリウス・カエサルがガリアを制圧し、大いなる野望を持ってイタリアへの帰国を果たした紀元前50年前後から、激動の戦乱を経て、やがて共和政に終止符が打たれるまでのローマの姿を、2人の兵士を中心に描いたTVドラマ「ROME[ローマ]」。「SEX and the CITY」を手がけたアメリカのHBOとイギリスのBBCが共同製作し、全米で放送されるや大きな反響を呼んだ歴史大作が、7月13日(金)よりWOWOWで放映される。また、8月25日(土)には、女優の藤原紀香が本作のナビゲーターとして実際にイタリアを訪れ、古代の歴史に触れながら本作の魅力を伝える「藤原紀香 ローマの風−古都が伝えた未来−」も放送される。放送に先立ち、7月10日(火)に「ROME[ローマ]」の記者会見が行われ、トークゲストとして来場した紀香さんがドラマ、そして自身も訪れたローマの魅力をたっぷりと語ってくれた。
TVドラマ「SEX and the CITY」で社会現象まで巻き起こしたサラ・ジェシカ・パーカー。ドラマ終了後は、映画にも何本か出演しているものの、ドラマほど話題にはならず、生き馬の目を抜くショービズ業界でトップを走り続けることの難しさを感じさせました。
金曜日の深夜枠であるにもかかわらず、2ケタの高視聴率を誇った人気TVドラマ「時効警察」シリーズを手がけた三木聡監督。その三木監督の最新作『図鑑に載ってない虫』関連のニュースがダントツの1位。
空前のクラシック・ブームの中、累計350万部の売り上げを突破した一色まことの人気コミックが、豪華声優陣とスタッフによってスクリーンに登場。7月21日(土)に公開を迎えるこの夏注目のアニメーション映画『ピアノの森』。本作の完成披露試写会が7月9日(月)に行われ、上戸彩をはじめ、神木隆之介、池脇千鶴、福田麻由子ら主要ボイスキャストが集結。小島正幸監督とともに舞台挨拶に登壇した。
6月30日(土)より全国で公開され、女性を中心に大きな共感を呼び、ヒットを記録しているペドロ・アルモドバル監督、ペネロペ・クルス主演の『ボルベール<帰郷>』。7月7日(土)には、たくましく、そして美しく生きる女性の姿を描いた本作のテーマに沿って、ファッションモデル、タレントとして活躍する長谷川理恵をゲストに迎えてトークイベントが行われた。艶やかな浴衣姿で登場した長谷川さんは、映画を鑑賞したばかりの観客を前に、女性のあり方や人生観、映画の魅力をたっぷりと語ってくれた。
すでに離婚を心に決めた一組のカップルが、友人の結婚式に出席するために訪れたパリでの数日間の滞在の中で、時にののしり合い、後悔し、迷い、傷つけあいながら相手の存在の大きさに気づいてゆく姿を繊細に、情感豊かに描いた『不完全なふたり』。フランス人の俳優、スタッフを起用し全編フランス語で撮影された本作、どこから見てもフランス映画だが、監督を務めたのは日本人。これまで、『H story』などがカンヌに出品され話題を呼び、世界の錚々たる監督が集結した『パリ、ジュテーム』でも、唯一の日本人監督として名を連ねた諏訪敦彦が指揮を執った。7月6日(金)、新宿武蔵野館にて、諏訪監督と、今年春にフランス人のアートディレクター、ローラン・グナシア氏と結婚したばかりの女優の寺島しのぶを迎えてのトークショーが行われた。
沖縄にある世界最大級の水族館・沖縄美(ちゅ)ら海水族館で一番の人気者であるバンドウイルカのフジ。3頭の子供を産み育ててきた“ビッグマザー”である彼女は原因不明の病気で尾びれを失ってしまう。しかし水族館のスタッフや様々な人々の協力を得て、「人工尾びれ再生プロジェクト」がスタートする──。この世界初のプロジェクトを追ったノンフィクション小説「もういちど宙(そら)へ」を原案に描かれた青春ストーリー『ドルフィンブルー フジ、もう一度宙へ』が7月7日(土)に公開を迎え、主演の松山ケンイチをはじめ、高畑充希、西山茉希、池内博之、坂井真紀、利重剛、そして前田哲監督による舞台挨拶が行われた。
これまでにも多くのアニメーションの名作を生み出してきたSTUDIO4がスタートしたプロジェクト「Genius Party<ジーニアス・パーティ>」。その名の通り、世界が認める才能を持つクリエイター、7人によるオムニバス・アニメが『Genius Party』だ。“想像力の制約は、ゼロ”をテーマに生まれたパーティ・ムービーである本作が7月7日(土)に初日を迎え、声優を担当した柳楽優弥、菊地凛子、矢部太郎(カラテカ)、栩原楽人、渡辺信一郎監督(「BABY BLUE」、音楽プロデューサー)、佐伯幸枝プロデューサーが初日舞台挨拶を行った。