2006年を締めくくる12月、アクセスランキング1位を見事飾ったのは『神童』舞台挨拶レポート。話題作『DEATH NOTE デスノート』シリーズで“L”を演じ人気急上昇中の松山ケンイチ。今年も反町隆史主演の『蒼き狼 〜地果て海尽きるまで〜』や黒澤明監督作品のリメイク『椿三十郎』など話題作が控え、目が離せない。
2006年11月17日(金)より全米公開され、3週連続1位を記録した史上初の“踊るペンギンCGアニメ映画”『ハッピー フィート』。現在までに興行収入1億8,000万ドル(約212億円)を突破し、全米でこの冬No.1の大ヒットとなり、旋風が巻き起こる中、字幕版と同時公開となる日本語吹替版声優として、踊るペンギンで主人公の “マンブル”役にNEWSのメンバー手越祐也が決定した。
1990年バブル時代の日本へタイムスリップしてしまう前代未聞のタイムスリップ・ラブコメディ『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』完成記者会見が1月10日、ミラーボールが輝く六本木の某ディスコにて開催。ステージには、馬場監督をはじめ、出演者の阿部寛や広末涼子、薬師丸ひろ子、さらにフジテレビ映画事業局長の亀山千広、主題歌を歌う加藤ミリヤが登場した。
他人の夢に入り込む能力を持つ青年が猟奇的な連続殺人事件の謎に迫る、塚本晋也監督の最新アクション・スリラー『悪夢探偵』のジャパンプレミアが1月9日(水)都内で開催された。『鉄男』、『六月の蛇』などで独特の世界を描き出し、海外でも高い評価を受けている塚本監督。本作も昨年の釜山映画祭、ローマ映画祭にて上映され、世界各国での公開も決まるなど大きな話題を呼んでいるが、国内での上映は今回が初めて。上映前にはエンディング・テーマを歌うフジファブリックのライブと塚本監督、松田優作、hitomi、安藤政信による舞台挨拶、さらに2,500人の観客とともに悪夢払いの祈祷とヒット祈願の鏡割りも行われるなど新春らしい華やいだ雰囲気の中での国内初お目見えとなった。
ギレルモ・デル・トロ監督の最新作『パンズ・ラビリンス(原題)』が2006年度全米映画批評家協会賞の最優秀作品賞を獲得した。スペイン内戦を背景に、ひたむきに生きる少女の真摯な姿を通して、戦争の愚かさや人間の醜さをユーモラスに描き出した本作。同じくスペイン内戦や第二次世界大戦を背景にした『デビルズ・バックボーン』や『ヘルボーイ』と同様にデル・トロ監督の十八番とも言える特殊メイクをふんだんに使用し、現実とファンタジーの入り混じった幻想的な世界を作り出している。
映像文化人の功績を称える祭典として「第1回 インビテーション・アワード」が1月9日(火)都内ホテルで開催された。本賞はぴあが発行するライフスタイル誌「Invitation(インビテーション)」が映画、TVドラマ、アニメーション、ドキュメンタリー、ミュージック・クリップ、CM、ゲームなどあらゆる映像表現をひとつのステージにおいて評価し各賞を決定、さらにその中からアクター、アクトレス、クリエイター、プロデューサーという個人賞を選出するというもの。会場には伊勢谷友介、宮崎あおい、チェン・ボーリンら各賞の受賞者が来場し歓びを語った。
昨年11月に、ツバル(地球温暖化の影響で最初に沈む国とされている)に行って以来、これまで以上に環境問題に関心を持ち始めた私。地球温暖化→海面上昇がすすみ、ライフスタイルの変化を余儀なくされている人々は、これまでの自給自足の生活から、私たちの今のような“使い捨て”生活へと近づき始めています。しかも、彼らは、深刻になりはじめたゴミ問題に考えが及ぶほど経済的にも心理的にも余裕はありません。その結果、美しい島の端にできてしまったゴミの山…。間近で見たその光景は、明らかにツバルの人々だけの問題とは思えず、自分の今を見直すように訴えかけてくるようでした。
シリーズ全9作で累計500万部を超える京極夏彦の人気長編「百鬼夜行シリーズ」。『姑獲鳥の夏』に続くシリーズ映画化第2弾となる『魍魎の匣』の製作発表記者会見が日活撮影所で行われた。劇中の衣装を身にまとった主演の堤真一、阿部寛、椎名桔平、田中麗奈、黒木瞳ら豪華出演陣に今回新たにメガホンを握る原田眞人監督、さらに原作者の京極さんも出席して開かれた今回の製作発表。「シリーズ9作中の最高傑作」との呼び声も高い小説の映画化とあって注目が集まるが、それぞれの役どころ、作品に懸ける熱い思いを語ってくれた。
夢に向かって走り続けた男の実話を描くヒューマンドラマ『世界最速のインディアン』の日本公開初日が2007年2月3日(土)に決定した。
地球征服を企むエイリアン相手に戦いを挑む血気盛んな軍人を演じた『インデペンデンス・デイ』から10年。ウィル・スミスの主演最新作は、実の息子と初共演を果たしたことでも話題になったハートフルな人間ドラマだ。なかなか売れない新型医療機器のセールスマン、クリス・ガードナー。やがて職を失い、妻にも逃げられ、ホームレスになってしまった彼には、最愛のひとり息子、クリストファーがいた。自分たちの窮地を知ってか知らずか、悪戦苦闘するクリスの横で、無邪気にあどけない表情を浮かべるクリストファー。全財産たった21ドルから再スタートを切った親子がどんなサクセスストーリーを歩んでいったのか、それだけでも興味を引く。
海外ドラマの世界には、クリエイターと呼ばれる人々がいます。クリエイターとは映画における監督のような存在で、いわば企画責任者のようなもの。各ドラマによってクリエイターの役割は若干異なりますが、クリエイティヴ面における最重要スタッフと考えて差し支えないでしょう。最近のドラマ界で最も有名なクリエイターと言えば、映画『M:i:III』の監督でもあるJ.J.エイブラムス(TVドラマ「LOST」)が挙げられます。
明治の文豪・夏目漱石の数ある作品の中で異色の魅力を放ち、漱石を解明するバイブルともされている短編小説「夢十夜」。こんな夢を見た…の冒頭で始まり、映像化不可能とされてきた幻想小説を、日本が誇る10人の天才・異彩監督が完全映画化。十夜で成り立つオムニバス映画『ユメ十夜』が完成し、1月27日(土)より全国順次公開されることが決定した。
アカデミー賞の前哨戦としても注目が集まる第64回ゴールデン・グローブ賞で最優秀作品賞と主演男優賞を含む6部門にノミネートされている『ディパーテッド』。日本公開を1月20日(土)に控え、主演のレオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督の緊急来日が急遽決定した。2人は1月17日(水)に来日し18日(木)に都内で記者会見を行い、翌19日(金)には六本木ヒルズ・アリーナ広場で開催されるジャパンプレミア・レッドカーペットイベントに出席する予定。