企画、監督、主演・松本人志。ジャンル、共演者ほか詳細不明——。吉本興業と松竹のタッグの下、松本人志が初めて監督を務める映画『大日本人』の製作発表記者会見が1月25日(木)都内で開かれ、松本“監督”と吉本興業の吉野伊佐男社長、松竹の野田助嗣専務取締役が出席した。野田専務からは今年6月をめどに全国200館以上での公開が発表され、吉野社長が「念願」と語った吉本初の映画製作に対する期待の高さと自信を感じさせた。一方で事前に報道陣に公表されていた情報はほぼ皆無。タイトルの『大日本人(だいにっぽんじん)』も会場で初めて明かされた。当然ながら作品の中身についての質問が相次いだが、松本さんは冗談を交えての絶妙の“松本節”で詰めかけた報道陣を煙に巻いた。
中性的な色気を放つ俳優──『Life』に映し出されている綾野剛の印象を一言で表すとしたらそんな形容詞が当てはまるのではないだろうか。モデル、バンド活動を経て『仮面ライダー555』で俳優デビューを飾り、劇場映画初主演となる本作では、地方でキャンドル・アーティストの道を歩む青年・勇を演じている。日々の生活の中で繰り返される喜び、痛み、苦しみ、希望、愛…この『Life』は当たり前だと思っていたことを特別に感じさせる、不思議な力がある映画だ。
月刊「アフタヌーン」(講談社)に連載され、単行本は累計290万部の売り上げを記録している人気コミックの映画化作品『蟲師』の公開初日が3月24日(土)に決定した。
あどけなさの残る子供たち、青春を謳歌する10代の若者、余生を楽しむ老人たち…老若男女が集うパリ13区のアマチュア合唱団がコンサートに向けて練習を重ねていく様子を丹念に綴り、彼らの歌う喜びがスクリーンから溢れ出す感動ドキュメンタリー『合唱ができるまで』。
韓国、日本はもちろん、アジアで圧倒的な人気を誇るスター、イ・ビョンホンが『甘い人生』(2005)後、1年間の充電期間を経て挑んだ『夏物語』。“学生反乱の時代”“政治の季節”と呼ばれる激動の時代──1969年を舞台に、ある男女の忘れることのできない恋を描いた純愛物語だ。『純愛中毒』以来、実に4年ぶりのラブストーリー出演とあればファンならずとも期待は膨らむ! さらに今回は20代の大学生から60代の老教授という2つの年代を演じていることもあり、改めてイ・ビョンホンの演技力の深さに驚くことだろう。
ゴールデン・グローブ賞の発表から約1週間。ついに、ハリウッド映画最高の栄誉、第79回アカデミー賞のノミネート発表がありました。予想通り、作品賞には『バベル』『ディパーテッド』が。『硫黄島からの手紙』もこの部門に参戦。外国語賞ではなく。この3作と『クィーン』は監督賞でもノミネート。これら大作に並んで食い込んできた『リトル・ミス・サンシャイン』が、どんな激戦を見せてくれるのか楽しみです。残念ながら、作品賞には入らなかったものの、監督として評価を受けたのが、のポール・グリーングラス。いまだ、多くの人の心に大きな傷を残している9.11のテロの渦中にあった人々を描いた『ユナイテッド93』では、確かに巧みな演出力に圧倒されました。
カンヌ(『M★A★S★H マッシュ』)、ベルリン(『ビッグ・アメリカン』)、ベネチア(『ショート・カッツ』)と世界3大国際映画祭最高賞を制覇した巨匠ロバート・アルトマン。昨年の11月20日、世界中の映画ファンに死を惜しまれながら81年間の生涯に幕を下ろしたアルトマン監督は、5回のアカデミー賞監督賞ノミネートを経て、昨年のアカデミー賞で名誉賞を受賞した。その監督の遺作となった『今宵、フィッツジェラルド劇場で』の日本公開初日が3月3日(土)に決定。銀座テアトルシネマ、Bunkamuraル・シネマほかにて全国順次公開される。
日本時間の16日、発表されたゴールデン・グローブ賞。アカデミー賞の行方を占う賞として、さまざまな意味で注目されるイベントです。今年は、『バベル』で日本の菊地凛子がノミネートされていました。渡辺謙さんに続き、こうも立て続けに日本人俳優が熱い視線を浴びるとなると、まるでMLBのように、日本の俳優もごく普通にハリウッドで活躍し、注目される時代へといよいよ突入したのかなとしみじみ。菊地凛子は惜しくも受賞を逃したものの、注目度と知名度は急上昇。今後につながる素晴らしい評価を手にしました。作品自体はドラマ部門の最優秀作品賞を受賞しています。
2001年。アフガニスタンで戦闘に巻き込まれた4人のパキスタン系イギリス人の青年たち(アシフ、ローヘル、シャフィク、ムニール)は無実の罪でアメリカ軍に拘束され、テロリストとして米軍基地グアンタナモに送られてしまう。拘束期間は2年半──。彼らが再び自由を手に入れるまでを描いたのが、『グアンタナモ、僕達が見た真実』だ。世界中に衝撃を与えたこのショッキングな事件の当事者であるローヘル・アフマド、シャフィク・レスルが来日。映画化について、そして今の心境を語ってもらった。
全米でシーズン1を上回る視聴率を記録した「LOST シーズン2」のDVDのレンタルがいよいよ2月9日(金)より開始される。本作のTV-CMにテリー伊藤、デーブ・スペクターがシリーズ1に引き続いて、そして俳優の塚本高史が今回新たに参加。作中に登場するものとそっくりの巨大な金属の“ハッチ”のセットを使ったCMが撮影され、異色の組み合わせとなった3人が今回の撮影の感想や作品の見所を語ってくれた。
先日、本年度アカデミー賞6部門にノミネートされたことが発表されたばかりのこの冬の注目作『ドリームガールズ』は、4年間に1,522回の公演を記録した同名ミュージカルの映画化。仲良し3人組で結成した女性ボーカル・グループが栄光をつかみ取っていく輝きを描いた、ブロードウェイ・ミュージカル史上燦然と輝く作品がスクリーンに登場するのです。
映画界最大の祭典、第79回アカデミー賞ノミネート作品が1月23日22:30(日本時間)ロサンゼルスのビバリーヒルズにあるサミュエル・ゴールドウィン・センターにて発表された。作品賞にノミネートされたのはゴールデン・グローブ賞最優秀作品賞受賞、日米共演が話題の『バベル』、先週主演のレオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督が来日したばかりの『ディパーテッド』、イーストウッド監督が日本人キャストで硫黄島の戦いを描いた『硫黄島からの手紙』、異例のロングランヒットを記録したロード・ムービー『リトル・ミス・サンシャイン』、そしてダイアナとエリザベス女王の間の確執を初めて映画化した『クィーン』の5作品。
通常レイトショーと呼ばれる映画の上映時間を“21時からの新しいデートムービー”として提案する、角田光代の短編集「Presents」連続映画化プロジェクト。第一弾公開された『Presents〜合い鍵〜』に続く第二弾『Presents〜うに煎餅〜』が3月10日よりシネクイントにて公開されることが決定した。