舞台の本場、英国のナショナル・シアターが話題の舞台を厳選し、世界の映画館で上映するナショナル・シアター・ライブ(NTLive)。2024シーズンの新作の公開が決定した。
ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)では、こだわりの撮影技術により、舞台上の空気感と鮮度はそのままに、臨場感あふれる映像でスクリーンへお届け。感情の揺らぎをとらえるクローズアップから、趣向を凝らした美術セットを隈なく楽しめる舞台のワイドショットまで、NTLiveなら映画館で、現地劇場のベストシートで鑑賞するような観劇体験が得られる。
まず、2024年のトップランナーを飾るのは、イギリスを代表する劇作家ジェームズ・グレアムの新作「ディア・イングランド」が3月22日(金)から。映画『ジュディ 虹の彼方に』の監督を務めたルパート・グールドが演出し、ジョセフ・ファインズ主演(映画『恋におちたシェイクスピア』)でイングランドのサッカー代表チームについて描く話題作。
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2作目は、5月24日(金)公開の「ワーニャ」。チェーホフの人気作を、ローレンス・オリヴィエ賞やトニー賞を受賞した「夜中に犬に起こった奇妙な事件」を手掛けた脚本家サイモン・スティーヴンスが一人芝居に仕立て「スクリーン・インターナショナル・スター・オブ・トゥモロー」に選ばれた注目の才能、サム・イェーツが演出。
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主演をNTLive「プレゼント・ラフター」やドラマ「フリーバッグ」、映画『異人たち』などで人気のアンドリュー・スコットが務める。演劇界では各地で毎年上演されている人気の古典「ワーニャ伯父さん」がどのような作品になっているか興味深く、公開が楽しみな1作。
そして、世界的ヒット舞台「リーマン・トリロジー」や映画『007 スカイフォール』のサム・メンデスが再びNTLiveに登場。
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彼が演出するのは「ハリー・ポッターと呪いの子」のジャック・ソーンが脚本を手掛けた「The Motive and The Cue」で7月5日(金)公開。主演をマーク・ゲイティス、ジョニー・フリンが務め、舞台デザイナーのエス・デブリン(NTLive「リーマン・トリロジー」)がサム・メンデスと再び組み、イギリス映画界を代表する俳優リチャード・バートンを描く。
そして、8月30日(金)にはルーファス・ノリス演出xマイケル・シーン主演で送る「NYE」。英国の福祉国家を変えたナイ・ベヴァンの人生と遺産をめぐるドラマとなる。
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ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)2024公開作品
3月22日(金)~ 「ディア・イングランド」
5月24日(金)~ 「ワーニャ」
7月5日(金)~ 「The Motive and the Cue」
8月30日(金)~ 「NYE」
TOHOシネマズ 日本橋ほかにて公開。