イベント「君の名前で僕を呼んで ~5th anniversary~」が本日1月27日(金)より恵比寿ザ・ガーデンホールにてスタート。初回公演の前に行われたゲネプロスチールが公開された。
17歳と24歳の青年の、初めてで生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた、ティモシー・シャラメ&アーミー・ハマー共演映画『君の名前で僕を呼んで』。日本でも大ヒットを記録した本作が今回、日本公開5周年を記念してイベントを実施。第1部「朗読劇 君の名前で僕を呼んで」と第2部「映画スペシャルトーク」の2部構成で開催中だ。
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朗読劇の舞台装置は、映画で主人公エリオの一家の北イタリアの別荘にあるプールからイメージされ、エリオ役の醍醐虎汰朗とオリヴァー役の阿部顕嵐が登場し、そのプールサイドに腰をかける。そしてバックには、ピアノ、ヴァイオリン&マンドリン、ギターの生バンド。高い評価を受けた映画音楽にインスパイアされた美しいオリジナル楽曲の生演奏が、さらに臨場感をもって観客を包み込む。
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2人共に今回が朗読劇初挑戦となり、どんな舞台になるのか、期待されていたが、青年同士の恋を声で演じるという高いハードルを、キラキラと輝くような瑞々しさで越え、鑑賞者から拍手が送られた。また、映画には多くの映画ファンが忘れられない名シーンとして、エリオとエリオの父親役の場面があるが、その父親の名台詞を阿部さんが朗読することも明らかに。
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第2部では、朗読劇を終えたばかりの2人がトークを展開。阿部さんは、今日初めて観客の前で演じ「また1段階上のステージに上がったような気持ち。観客の前でこそ完成する作品なんだと感じました」と話し、醍醐さんはラストシーンでの渦巻く感情がまだ消えない様子で、「まだ役を引きずってしまっていて……。まだ(話すのが)きついです」と言葉を詰まらせると、すかさず、阿部さんが「本番(のトーク)では僕がサポートするよ」と声をかけた。
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「君の名前で僕を呼んで ~5th anniversary~」は1月27日(金)~1月29(日)恵比寿ザ・ガーデンホールにて上演中。