「鋼の錬金術師」連載20周年新プロジェクトとして、原作の最終話までを描く実写映画の完結編『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』が二部作で連続公開決定。エドワード・エルリック役の山田涼介が続投するほか、新キャストも発表された。
2017年12月に実写映画第1弾が公開され、興行収入約12億円を記録。続編となる今回の実写映画は、前編『復讐者スカー』、後編『最後の錬成』という二部作構成。前編は、その名の通り“傷の男(スカー)”が中心になる物語。右腕に分解の錬成陣を刻み込み、かつて、国軍によって滅ぼされたイシュヴァールの民の復讐のために全ての国家錬金術師の抹殺を誓う男で、エドも命を狙われ、2人は相対することに。そして後編は、原作のクライマックスシーンである“お父様”との戦いと、その後のエドとアル、仲間たちを描く。
そして気になるキャストとして、エドワード・エルリック役の「Hey! Say! JUMP」の山田涼介、幼なじみのウィンリィ・ロックベル役の本田翼、国家錬金術師ロイ・マスタング大佐役のディーン・フジオカ、リザ・ホークアイ中尉役の蓮佛美沙子、マース・ヒューズ中佐役の佐藤隆太、エンヴィー役の本郷奏多、グラトニー役の内山信二と、前作から豪華キャストが続投することも明らかに。
新キャストとして、エドとアルの父親であるヴァン・ホーエンハイムと、ホムンクルスたちの生みの親であるお父様の2役を内野聖陽。エドの命を狙うスカーを新田真剣佑。アメストリス軍の大総統キング・ブラッドレイを舘ひろしが演じる。
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ほかにも、東の大国シンから不老不死の法を求めてやってきたシン国第十二皇子リン・ヤオを渡邊圭祐、リンの護衛ランファンを黒島結菜、ランファンの祖父フーを筧利夫。アメストリス軍、“剛腕の錬金術師”の2つ名を持つ国家錬金術師アレックス・ルイ・アームストロング少佐を山本耕史、その姉で“氷の女王”の異名を持つオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将を栗山千明、“紅蓮の錬金術師”の2つ名を持つ国家錬金術師ゾルフ・J・キンブリー中佐を山田裕貴。
エドとアルの母トリシャ・エルリックを仲間由紀恵、ウィンリィの機械鎧技師の師であり祖母のピナコ・ロックベルを風吹ジュン、ウィンリィの父ユーリ・ロックベルを藤木直人、母サラ・ロックベルを奥貫薫、ホムンクルスのセリムを寺田心、シン国第十七皇女メイ・チャンをロン・モンロウ、エドとアルの師匠イズミ・カーティスを遼河はるひが演じる。
さらに、予告編とビジュアルも到着。アニメ版でエドの声を担当している朴ロ美がナレーションする予告編は、崩れ落ちた遺跡の中に立つエドの姿から始まり、復讐のために全ての国家錬金術師の抹殺を誓うスカーも登場。そして、街中での激しいアクションシーンが続き、エドとスカーの掌がぶつかる瞬間に青い錬成反応の光が迸るなど、大迫力の錬金術アクションへの期待が高まる。続いて、激しい戦場の場面が映し出され、戦場を走り抜ける額の傷がない頃のスカーとキンブリーや、マスタング、ホークアイ、ヒューズの3人が殲滅戦に疑問を持っていることが分かる会話と表情が描かれる。
また、キング・ブラッドレイとリンの剣術の戦い、砲弾を放つ戦車、走る列車の上でのエドとエンヴィーとランファン、不穏なお父様の表情と「化け物か人か」というマスタングのセリフ、「生きて生きて生き延びて、僕たちは一緒に元の体に戻るんだろ」というアルの決意のセリフ、苦悶の表情で銃を構えるウィンリィ、右腕の機械鎧(オートメイル)が崩壊していくエドの姿と、気になるカットが続々と映し出されていく。
ビジュアルは、雨の中で右腕の機械鎧(オートメイル)を破壊され愕然するエドと、鎧の体を破壊されて倒れこむアル、右腕を構えながら獲物を狩るような鋭い視線を放つスカーという2種類。劇場に掲出されるポスターは、2種類を合成したものとなっている。
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