ケネス・ブラナーが名探偵ポアロを演じ、監督を務める『ナイル殺人事件』で事件のカギを握る重要人物ジャクリーンを演じたのは、大人気Netflixシリーズ「セックス・エデュケーション」で知られるエマ・マッキー。この度、彼女の役作りの秘話が明らかになった。
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本作は、ナイル川をゆく豪華客船内で起きる殺人事件を巡る、愛と嫉妬、そして欲望が絡み合うトライアングル・ミステリー。新婚旅行中の美しき大富豪リネットが何者かによって殺されてしまうことで端を発する事件は、リネットの夫サイモンや、リネットの親友であるジャクリーンを巻き込みながら謎を深めていく。
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物語の重要人物の1人であるジャクリーンを演じたエマは、本作の三角関係について「ガル(・ガドット)とアーミー(・ハマー)が演じるキャラクターとの関係性はとても重要なので、それぞれの関係性をきちんと確認しました」と明かす。
「例えば、リネットとジャクリーンは、どれぐらいの頻度で会っているのか、サイモンとジャクリーンは、婚約してどれくらい経ったのか、といったバックストーリーを細かく作っていました。こんな風にキャラクターを模索できるのは、私にとって新鮮な経験でした」と語り、自身のキャラクターを深掘りするために物語の核となるリネット、サイモン、ジャクリーンの3人の関係性を深く考察したという。
エマといえば、イギリス発の「セックス・エデュケーション」の主要キャラクター・メイブ役で人気を博している注目俳優。名著「嵐が丘」の著者エミリー・ブロンテの伝記映画『Emily』(原題)の主演が決定するなど、出演作が続いている。
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快進撃を続けるエマについて、本作の監督を務めるケネス・ブラナーは「エマは、感情をはっきりと表に出すキャラクターを見事に演じられる役者です。彼女は、情緒不安定、弱さや嫉妬などの感情をしっかりと演じ分けていました。そのおかげで、ガルとアーミー、3人が一緒になると、素晴らしい化学反応が起きました」と語り、複雑なキャラクターを見事に演じきったエマの演技に太鼓判を押している。
『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。