映画学科では、映画論から撮影・録音技術、映画美術や編集、VFX、俳優の演技論や演技指導といった映画製作に関わる全般を学ぶことができる。
授業では、教員の講義の様子をはじめ、教員の手元を映したり、様々な機材やプレゼンテーションソフト、ホワイトボードなど、複数のカメラアングルで撮影しリアルタイムに画面を切り替えながらオンライン授業を行う必要があり、教員のPCに複数のカメラや各種デバイスを接続し、スムーズにスイッチングできる機材を探していたというのが今回の導入の背景にある。

今回導入されたBlackmagic Designの「ATEM Mini Pro」は、4系統までのHDMI入力を接続でき、画面の切り替えなどの映像演出をひとりでも操作可能なスイッチャー。プロが利用する映像演出機能も多数搭載しており、テレビ局で使用されるスイッチャーと同等の機能を使用することが可能となっており、プロフェッショナルなマルチカム・プロダクションを構築することができた。
そんな中、授業の様子が写真で到着。70名以上の学生が受講する「映画理論」の授業では、先生からの講義に加え、学生が事前に提出したレポート課題への講評などを交え、双方向的な授業が展開。

一方、撮影・照明領域を担当する先生による授業では、先生の話に合わせて受講生にベストショットを届けるべく、スイッチャーに撮影用のカメラやパソコン、iPadも繋ぎ、自在に画面を切り替えながらオンライン授業を展開している。
