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今回到着した映像は、本編でも重要なシーンとなる、ある一幕。メリル演じる「ワシントン・ポスト」紙の女性オーナー、キャサリンと、トム演じる同紙編集主幹のベンが2人で部屋にこもり、政権によって隠蔽されてきたベトナム戦争に関する事実が記された機密文書“ペンタゴン・ペーパーズ”を巡り口論する場面。
アメリカの有力な全国紙で唯一の女性経営者であり、男性社会の中で苦境に立たされながらも、会社のことを守るべくあらゆる困難に立ち向かってきたキャサリン。報道の精神を強く持ち、誰よりも真実を報道することに熱い情熱を燃やす編集主幹ベン。泥沼化していたベトナム戦争の“リアル”な分析記録である“ペンタゴン・ペーパーズ”を報道するか否か”という点において、それぞれの立場、考え方の違いから次第に口論が熱を帯びていく緊迫感あふれるシーンは、まさに、2大オスカー俳優による演技合戦が炸裂する映像だ。
メリル、トム・ハンクスは「ずば抜けて頭がいい人」
本作で実在の人物を演じきった2人は、初競演とは思えない信頼関係を築き上げ、互いにその演技に絶賛を贈る。メリルは「トムがハリウッドきってのナイスガイとして知られていることは有名よ。そして、実際にすごくいい人なの。でもそれだけでなく、ずば抜けて頭がいい人でもある。周りの人間に『もっと、もっと』と要求するベンの性格は、トムにも共通する部分だと思う」とコメント。さらに、本作がスピルバーグ監督との初タッグ作でもあることに、「スティーヴンはよく働いてよく考える人。でも、それは彼にとって遊びのようなものなの。子どものように、自由に映画製作に没頭しているだけ」とその印象を明かしている。
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「メリルは最高の演技をその場で一緒に引き出そうとする」
一方、トムは「メリルが素晴らしいのは、どんな演技をしても必ず反応してくるところで、しかも事前に決めたことではなく即興なんだ。彼女は共演者を決められた演技に誘導するのではなく、最高の演技をその場で一緒に引き出そうとする。素晴らしい現場だった」と21回目のオスカーノミネートを誇るメリルの演技を絶賛、撮影現場で多くの刺激を受けたことを語っている。
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そんな2人の静かなる緊迫が伝わるシーンを、この映像から確かめてみて。
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は3月30日(金)より全国にて公開。3月29日(木)、TOHOシネマズ 日比谷にて特別先行上映。