80年代から「ディズニー」のアニメに携わり、「ピクサー」の立ち上げにも貢献。製作総指揮として『美女と野獣』や『ファインディング・ニモ』、『アナと雪の女王』などを大ヒットさせてきたアメリカのアニメ映画界の重鎮、ジョン・ラセターが半年間休業することになった。原因は、セクハラだ。ラセターは2019年公開予定の『トイ・ストーリー 4』の製作総指揮を務めており、この作品には女優のラシダ・ジョーンズが脚本家として関わっていた。しかし、「The Hollywood Reporter」は、ラシダがラセターからセクハラを受けたことを理由に、共同脚本家のウィル・マコーマックとともに降板したと伝えている。「ディズニー」は2人の降板の理由は「クリエイティブ上の意見の相違」としているとのことだ。匿名を条件に「ピクサー」の従業員たちが語るには、ラセターは従業員やエンタメ業界の人々に(不適切な)ハグをすることで有名だったという。「つかんだり、キスしたり、体形についてのコメントをしてくる」とも。酒癖も悪いことが明かされた。これらの暴露を受け、ラセターは「ピクサー」の従業員に向けて書いた手紙を公開した。それによればラセターは「決して意図的に人を傷つける気ではなかった」と前置きし、「いままでに自分がハグなどをして不快な気分にさせた人たちに謝りたい」と謝罪している。また、「願わくは、6か月で復帰したい」と早くも復帰を誓った。