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■ピエール瀧「人の手と意志が入っている贅沢さがある」
『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』は古き日本を舞台に贈る、圧巻のストップモーションアニメ。三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操るという不思議な力を持つ少年・クボ。幼い頃、サムライだった父親を闇の魔力に奪われ、さらに闇の刺客によって母親さえも亡くしてしまったクボが、両親の仇を討つ旅に出る。
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ピエールさんは、クボが道中で仲間になる弓の名手クワガタ役として声の出演を果たした。作品のすごい点について、ピエールさんは「何がいいかって、全部に人の手が入っているというところですよね。人の手と意志が入っている贅沢さがある」と、職人がひとコマ、ひとコマを動かして1週間で3秒ちょっとかかるというストップモーションの精密さに舌を巻いていた。
■川栄李奈「ひたすら練習しました」
一方、川栄さんは恐ろしい風貌と迫力で、クボたちを追ってくる闇の姉妹というヒール役に挑戦した。川栄さんは「ひたすら練習しました。戦うときの効果音がすごく難しくて、“うっ”とか“あ”を10パターンくらいやりました」と、ひそかに練習を重ねていたと告白した。すると、ピエールさんが「ばっちり仕上がっていた。吹き替え、これ(川栄さんの役)が出てきて子どもが泣いたらしいですからね。大成功だよ!」と優しく声をかけると、川栄さんもうれしそうに「ありがとうございます」と微笑んだ。
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ピエールさんと川栄さんは、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」以来の再共演となる。ピエールさんは「前は親子役で、おとうちゃんと娘だったんですよね。絆は深いほうだと思うんですけど、絆が深すぎると敵対することもあるんだなって(笑)。絆って怖いよね」と、作品の内容にかけてダブル・ミーニングの発言。そんなピエールさんの素顔について、川栄さんは「お茶目です。瀧さんはすごく明るいです。共演したときも“お疲れさまでした”と通りすがりに(衣装を)脱いでいたり」と暴露し、仲の良い様子で話し込んでいた。
『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』は全国にて公開中。