『ハリー・ポッター』シリーズなどで知られるイギリスの名優、ジョン・ハートの逝去を受け、生前に交流のあったセレブたちから追悼の言葉が送られている。ゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞した『ミッドナイト・エクスプレス』(’78)や『エイリアン』(’79)、アカデミー賞主演男優賞候補となった『エレファント・マン』(’80)、近年は『ハリー・ポッター』シリーズのオリバンダー老人役などで知られるハートは27日(現地時間)、膵臓がんのため77歳で亡くなった。「ハリー・ポッター」シリーズの原作者、J・K・ローリングは「偉大な才能の持ち主であり、深く愛されたジョン・ハートが亡くなりました。私の心は彼の家族と友人たちとともにあります」とツイート。『エレファント・マン』の製作総指揮を務め、監督作の『メル・ブルックス/珍説世界史PARTI』(’81)『スペースボール』(’87)でハートと仕事をしたメル・ブルックスは「ジョン・ハートの訃報を聞き、今日はとてつもなく悲しい。素晴らしい才能だった。誰も、彼ほど記憶に残るエレファント・マンを演じることはできない。彼はあの映画を不滅のものにした」と盟友の死を悼んだ。『コンフェッション 復讐の暗殺者』(’11)で共演したキーファー・サザーランドは「ジョン・ハートのご家族と友人、ファンの方々にお悔やみを申し上げます。彼は大切な友人でした」とツイート。『オックスフォード連続殺人』(’08)のイライジャ・ウッドは「とても悲しい。あなたが働く姿を見られたのは、とても光栄なことでした」と、『スノーピアサー』(’13)のジェイミー・ベルは「比類なきジョン・ハートとの思い出を、ずっと大切にします。素晴らしい俳優で、美しい魂の持ち主でした」と、若い共演者たちもツイッターで追悼のメッセージを綴っている。2015年に膵臓がんを患っていることを公表した後も仕事を続け、今後もジョー・ライト監督、ゲイリー・オールドマン主演の『Darkest Hour』(原題)などの公開が控えているハート。日本では『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』が3月31日(金)に公開される。