イドリス・エルバ(43)らが次期ジェームズ・ボンドの候補者として発表された。『007』シリーズを製作するMGM社はダニエル・クレイグの引退後の後任として、イドリスのほか「風の勇士 ポルダーク」のエイダン・ターナー、『ワイルド・スピード EURO MISSION』のルーク・エヴァンス、『マイティ・ソー』のトム・ヒドルストン、『X-MEN』シリーズのマイケル・ファスベンダー、そして「サン・オブ・アナーキー」のチャーリー・ハナムを最終的な候補者に挙げた。同社の情報筋は「The Sun」紙に「ダニエルから引き継ぐのが誰になろうとも、難しい仕事であることは間違いありません」「新たなボンド役には不安がつきものですが、イドリスの才能と業績は上層部にとって魅力です」「イドリスはほかの候補者に比べて少し年上ですが、30代と言っても通用する見た目ですからね」「MGMは多数の才能ある人物が揃っていると自信を持っています」と今回の選出について語る。しかしボンド役について最終的な決定権を持つイーオン・プロダクションズのバーバラ・ブロッコリは、MGMの候補者リストに挙がっていない「ハッピー・バレー」のジェームス・ノートンと「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベルにも白羽の矢を立てていると言われている。「MGMの上層部にアイデアがある一方で、その役についてはバーバラに決定権があります」「バーバラが監督を決定した後にはオーディションの過程が重要となってくるでしょう」とその関係者は続けた。またブロッコリは冷戦時代を舞台にしたドラマ「ザ・ゲーム」の演技に好印象を受けたことから、トム・ヒューズも検討していると言われており、別の関係者は「The Daily Mirror」紙に「バーバラは『ザ・ゲーム』のトムが印象的だったと周囲に話しています」「トムに才能があると見込んでいますし、ボンドに適しているかトムの出演作を全て見ているところです」と語った。先日にはダニエルがあと2作でボンドを続投することに対する6,800万ポンド(約92億円)のオファーを断ったと報じられていた。(C) BANG Media International