デヴィッド・ボウイが『ロード・オブ・ザ・リング』の役を得るためオーディションを受けていたと出演者のドミニク・モナハンが明かした。同映画シリーズでメリアドク・ブランディバック役として登場しているドミニクは、今月69歳で死去したデヴィッドとオーディションが行われたキャスティング事務所で鉢合わせたと当時を振り返る。「僕は『ロード・オブ・ザ・リング』のオーディションをするために、ロンドンにあるキャスティング事務所ハバーズにいたんだ。オーディションを開催したジョン・ハバードと話すことになって、彼が僕に『かなりよかったよ。5分、10分待っていてくれ。フィードバックを伝えるよ』って言ったんだ」「僕は『ああ、オッケー。いいね』って思って、受付のところで座っていたんだよ。雑誌を読みながら待っていると、デヴィッド・ボウイが入ってきて、リストにサインして中に入っていったんだ」。1986年作『ラビリンス/魔王の迷宮』にゴブリンの王役で出演したことのあるデヴィッドがどの役のためにオーディションを受けたかどうかははっきりとわからないというドミニクだが、おそらくイアン・マッケランが演じたガンダルフ役だったのではと推測する。ドミニクは「ガンダルフ役だったと思うよ。この役以外は考えられないよ」「ほかの役のためだったかもしれないけど、僕はデヴィッド・ボウイの大ファンだから、幸運にもいま彼の息子と知り合いであること、そしてただ彼に直接会えることが僕にとってかなり特別なことだったよ」と「The Huffington Post」紙に続けた。そんなドミニクの予想をよそに、ネット上でデヴィッドはヒューゴ・ウィーヴィングが演じたエルロンド役でオーディションを受けたのではとうわさされている。(C) BANG Media International