“塩顔男子”の代表的存在として人気の坂口健太郎が9月7日(月)、メインキャストの一人として出演している映画『ヒロイン失格』の舞台挨拶に英勉監督と共に登壇。劇中の壁ドンシーンの秘話などについて語った。映画は幸田もも子の160万部突破の人気漫画が原作。思い込みの激しい女子高生のはとり(桐谷美玲)は幼なじみの利太(山崎賢人)と結ばれる運命を信じ切っていたが、なぜか彼は地味な女子と付き合うことになり…。ヒロインの座を取り戻すべく奮闘する彼女の姿を描く。坂口さんは、はとりに興味を持ち、利太ではなく自分と付き合うようにと迫る学校一のモテ男の弘光を演じている。最初に話を聞いたとき、坂口さんは「漫画自体は知っていたんですが、読んでみて弘光はキザでカッコよくて、原作のファンの方も多いので、僕がこんなにカッコいい役を…? と思いました。あんまり(自分は)カッコいいタイプではないので…プレッシャーがありました」とふり返るが、これに英監督がすぐさま「あんたがカッコよくなくて、誰がカッコいいのよ?」とツッコミを入れる。はとりを巡る、利太、弘光の三角関係が本作の肝だが、坂口さんは、自身の出番がなくても、利太やはとりのシーンを見学していたという。監督は「僕が2人に『今日は弘光の方がリードしてる』とか『利太が巻き返してきた』とか言ってました」とあえて山崎さんと坂口さんの競争心を煽っていたと告白。坂口さんも「近づいてきて『昨日の利太、めっちゃカッコよかった』とか言うので、負けないようにと思った」とふり返る。劇中で、弘光がはとりに“壁ドン”を仕掛けるシーンがあるが、坂口さんは「その頃、賢人は“壁ドン王子”と呼ばれてたので『どうやるの?』と聞きました」と明かす。さらに「いろんなやり方があって、どれが正解なのかと思ってネットで『壁ドン やり方』と調べた」と生真面目な一面をのぞかせる。「調べると、本当に壁ドンされたい女性は4割くらいしかいないと書いてあって、前もって見るべきじゃなかったと思いました(苦笑)。(やり方も)いろいろあって、奥深いなと思いながらやってました」と語り、会場は笑いに包まれた。『ヒロイン失格』は9月19日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。