卒業と入学、異動に転勤、入社に退職…春は出会いの季節でもあると同時に、別れの季節でもある。うららかな空気とは裏腹に、切なくやるせない気持ちを抱えたまま4月を迎えた方も多いのでは? そんなときの気分転換法といえば、スイーツのやけ食い? お酒で紛らわす? 音楽を聴いて踊り続ける? はたまた自分探しの一人旅? 別れのつらい気持ちやさびしさを紛らわせる方法は十人十色あるけれど、良い方法が思い浮かばないという失恋女子に、シネマカフェから恋の傷の癒し方をご提案!◆海外ドラマで、現実にさらば!最近では“涙活”という言葉もあるくらい、失恋時に映画を観ることで、リフレッシュする人も数多い。でも、つらい時に街に出て人の多い映画館に行くのは正直面倒…。そもそも、泣き腫らした顔でメイクで整えるのも、何だか煩わしい。そんなあなたにオススメなのが、自宅で海外ドラマ三昧だ。「自宅で観るものであれば、映画でもいいのでは?」。確かに、映画も現実を忘れさせ、さまざまなことを教えてくれるが、海外ドラマとの最大の違いはその量。1作品平均2時間ほどの映画と比べ、最近の海外ドラマは1シーズン平均十数話。それが2~3シーズン以上ともなれば、イッキ見してその世界観に没頭できる。失恋の傷を癒しきるには、約2時間では足りない!?◆オススメは“非現実体験”できるSF作品「では、お気に入りの俳優が出ている日本のドラマを…」という方、もちろん日本発のドラマも名作ばかりなのだが、出演俳優や言語、時代設定や舞台が縛られず“非現実体験”ができるという意味では、日本人女性には断然、海外ドラマのほうがハマりやすい。また、海外ドラマの方が1作品にかける製作費が圧倒的に多く、映画並みのスケールを楽しめることもポイントだ。「でも海外ドラマとひとえに言っても、何を選べばいいの!?」とお困りのあなた、特に失恋時にオススメなのは、SF作品。理由はもちろん、最も“非現実体験”ができるジャンルだから。加えて、サスペンス要素や謎解きの要素がふんだんに盛り込まれた作品で、しかも主役がイケメンならば、回・シーズンを重ねるごとにどっぷりとその世界にハマってしまうこと間違いなし。そこで、オススメなのが、ブラッド・ピットが初めてアカデミー賞にノミネートされたSF映画の金字塔が20年の時を経てTVシリーズ化された「12モンキーズ」。鬼才テリー・ギリアム監督の映画を「HEROES/ヒーローズ」「NIKITA/ニキータ」というメガヒットTVドラマのクリエーターたちがタッグを組み、映画版が残したすべての謎を解き明かしていく。舞台となるのは、強力なウイルスによって人口の99%にあたる約70億人が死滅し、地下世界で暮らす残りわずかな人類も死に絶えようとしている2043年。主人公コールは、人類の未来を変えるため、ウイルスを散布したとされる「12モンキーズ」という正体不明の組織を探るべく、全てが始まったという2015年にタイムスリップすることを命じられる。まずは、主人公のコールを演じたイケメン俳優アーロン・スタンフォードらキャストたちのインタビュー映像から、その世界を覗いてみて。「12モンキーズ」は「Hulu」にて配信中(毎週金曜日に1話ずつ全13話配信予定)。