1998年に梅津泰臣が手掛けた、性と暴力の過激な描写に加え、独創的なアクションをスタイリッシュに描いたR18指定のアニメを、ハリウッドで実写化した映画『カイト/KITE』。このほど、映画倫理委員会から注意が入り、大幅な修正を余儀なくされたという本作の過激すぎる予告編が解禁となった。原作はクエンティン・タランティーノら多くのハリウッドの映画人たちを虜にした伝説的カルトアニメ。その物語の舞台となるのは、金融危機により崩壊した近未来。そこでは少女たちが“性の奴隷”として人身売買組織に売りさばかれていた。その中のひとりで、幼くして組織に両親を殺された少女・サワは、父の親友であり相棒だった刑事・アカイに暗殺者として育てられ、両親の仇である人身売買組織への復讐を遂行していくのだが…。今回届いた予告編、まず目を奪われるのは、赤髪の少女・サワ役のバイオレンスあふれるアクション、さらに大胆なセクシーシーンだろう。この役を演じているのはインディアン・アイズリーという少女なのだが、まだまだ日本では無名。しかし実は、『ロミオとジュリエット』('68)などで知られる往年の名女優オリビア・ハッセーの娘で、2014年度の「世界で最も美しい顔100人」の12位にランクインし、いま海外で注目を集めている新星女優なのだ。美しさを兼ね備えた殺人マシーンを演じる少女…これだけ聞くと、『キック・アス』のヒットガール役で一躍スターダムを駆け上がった“クロエ・グレース・モレッツ”を彷彿とさせるが、果たしてこれを機に日本でもブレイクとなるか?『カイト/KITE』は4月11日(土)より全国にて公開。