ニコラ・ゲスキエールが「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」の新たなクリエイティブ・ディレクターに任命されたと報じられた。ニコラの抜擢は以前からうわさされていたものの、今回ニューヨーク・マガジンは、16年の在任期間を終えて「ヴィトン」を去ると先日発表されたマーク・ジェイコブスの後任をニコラが務めることになったと報じている。ただ、この件に関しての正式な発表はまだブランド側からはまだなされていない状況で、モエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)の広報担当が「WWD」に「何も決まっていない」と話しているほか、「Financial Times」紙のファッション・ジャーナリスト達もツイッターでニコラの起用といううわさに否定的な見解を示している。 以前「バレンシアガ(Balenciaga)」でデザイナーを務めていたニコラは現在、インタビューで「バレンシアガ」のマネージメント批判を展開したことで守秘義務に違反したとして、同ブランドを傘下に持つフランスの流通企業大手のケリングから起訴されている状況だ。一方のマークは自身のブランドに集中するため、パリ・コレクション開催中の2日(現地時間)に「ヴィトン」からの離脱を発表したばかりだ。