宮崎駿監督が手がけたアニメーション映画の中でも絶大な人気を誇り続ける名作『魔女の宅急便』。その原作を基に実写映画化した『魔女の宅急便』が来年の春に公開となるが、このほど主人公・キキの母親役を宮沢りえが、父親役には筒井道隆が抜擢されたことが明らかとなった。作家・角野栄子が児童文学として全6巻を発表し、瞬く間に累計180万部を売上げた原作を基に『呪怨』や『ラビット・ホラー3D』などを手がけた清水崇監督がメガホンを握る本作。活発な主人公・キキには、イオンのCMやドラマ「息もできない夏」に出演するなど今後の活躍に期待がかかる新生女優・小芝風花が演じている。そんなキキの母親・コキリ役を演じる宮沢さん。もちろんキキの母親とあって彼女も魔女。しかし、宮沢さん曰く「いわゆる、魔女と言っても西洋のおどろおどろしい感じとはちょっと違うと思うんですよね。生活の中に、魔法が交じっているという感じ」と語る。劇中では薬草を育て、魔法で薬を作りながら、ほうきに乗って調合した薬を届けるという人々の生活に溶け込んだキャラクターのようだ。そんな彼女が登場するのは、キキが一人前の魔女になるため、13歳のある満月の夜に修行へと旅立つまでが主な出演シーンで、短い登場シーンながら、キキを見守る重要な役どころとなる。宮沢さんは今回のオファーに対して、「もう単純に出たい!」と即決したそう。さらに、実際にセットの中に入ってみると「私が薬を作る、“調合場”って言うんですかね。そこのどれをとってもテンションが上がる物が揃ってたるので、その空気の中で自然と自分が魔女で、これで人を救える薬を作っているって感情が生まれました」と役作りも撮影の中で作り上げていったそうだ。最後に、主演の小芝さんに向けて「主役で凄くエネルギーのいることだし、体力も必要とされると思うんですけど、キキが困難を乗り越えていくように、何か壁にぶつかってもそれを乗り越えられたときのエネルギーはきっと一生の宝物になると思うので、スタッフを信じて、キキを愛して頑張ってください」とアドバイスも。さらに、キキの父親役・オキノには筒井道隆が抜擢。オキノは2人とは違い普通の人間。劇中では、コキリと共に明るく元気に育っていくキキを優しく見守る姿が描かれる。徐々に明らかとなってきた『魔女の宅急便』の世界。果たして、どんな物語が展開するのだろうか?『魔女の宅急便』は2014年春、全国にて公開予定。
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