チャーリー・シーンが、9月に全米公開予定の最新作『Machete Kills』(原題)に本名のカルロス・エステベスを名乗って出演することが明らかになった。チャーリーは1984年のデビュー以来同じ芸名を使い続けているが、そもそもはおじのカルロスと混同されるのを避けるためだった。今回、初めて本名で映画出演すると決めたのは、テキサス生まれのラテン系であることを誇りにしている『Machete Kills』のロバート・ロドリゲス監督に敬意を表してのことだという。同作でチャーリーが演じるのはアメリカ合衆国大統領だ。“チャーリー”の由来は本名のカルロス(英語ではチャールズ)、“シーン”は父親のマーティン・シーンの芸名にちなんだもの。スペイン人の父を持つマーティンの本名はラモン・アントニオ・ヘラルド・エステベスだが、60年代にはまだ人種差別が色濃く残っており、俳優になってハリウッドへ移住後に出自が分かりにくい芸名をつけたという。チャーリー自身、「あまり自分がラテン系だという気はしないんだ。ニューヨーク生まれ、マリブ育ちのアメリカの白人だ」と語るが、「もっとスペイン語が話せればいいのに、と思っているんだ」とルーツを意識し始めているようだ。(C) Getty Images