アンジェリーナ・ジョリーが14日(現地時間)、乳がん予防のために乳腺切除の手術を受けたことを「New York Times」紙に寄稿した記事中で明らかにした。「私の医療選択(My Medical Choice)」と題された記事は「私の母はがんで10年近く闘病し、56歳で亡くなった」と乳がんで亡くなった実母についての記述から始まり、アンジェリーナ自身が検査を受けた結果、乳がんや卵巣がんの発症率が高くなる「BRCA1」という遺伝子の変異が判明したことが記されている。乳がんになるリスクが87パーセント、卵巣がんになるリスクも50パーセントだと医師から告げられ、「現実に直面してすぐ、私はできる限りリスクを最小にするために行動すると決意した」というアンジェリーナ。その決意とは両胸の乳腺切除手術だ。罹患のリスクの方が高く、手術もより複雑なため、乳がん対策から始めたという。2月2日から始まった医療措置は約3か月に及び、4月27日に完了したが、期間中にその事実が外部に知られることはなく、仕事も続けた。手術や経過についても詳細に綴ったアンジェリーナは、自分の経験が多くの女性の参考になればと願い、公表に踏み切ったと語っている。(C) Getty Images