ヘレン・ミレンが「ローレンス・オリヴィエ賞」を初受賞した。今月28日(現地時間)にロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで開催された、優れたイギリスの演劇やオペラ作品に与えられる同賞の授賞式で、舞台「The Audience」(原題)でエリザベス女王を演じたヘレンが、「最優秀女優賞」を受賞している。ヘレンはこれまでも、同じくエリザベス女王を演じた2007年の映画『クィーン』で英国アカデミー賞(BAFTA)を始め、ゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞の3つの賞で「主演女優賞」を受賞しており、今回エリザベス女王役を評価されての4度目の受賞という快挙を達成している。今回の受賞を受け、ヘレンはエリザベス女王本人も今回の自らの受賞を喜んでくれるだろうと語り、同時に「20世紀、そして恐らくは21世紀の中で最も一貫して、かつ集中して取り組んだ仕事ぶりという点で女王自身も受賞に値する」と称えた。今年で37回目となるローレンス・オリヴィエ賞は、自身も2度の同賞での受賞歴を持つシェリダン・スミスとヒュー・ボネヴィルの2人が共同で司会を務め、マシュー・モリソン、イディナ・メンゼルらがライヴ・パフォーマンスを披露し会場を盛り上げていた。